変わってないなぁ。本当の意味で変わってない(笑)
覚えているのは、唯織(窪田正孝)が医師免許を持っているのにそれを隠そうとするから
周りから反感を買っていた事(それを最終回まで引っ張り続けていた事)と、
彼がアメリカに飛び立って入れ替わりに田中(八嶋智人)がやってきた事で、
あとは全体的に”仲間アピール”が臭い演出が多かったような…という
ぼんやりとした印象があったんですけど、
最初はやる気なかったメンバー達が次々と再加入する流れではっきり思い出しましたよ。
ああ、そうね…こんなドラマだったね…と。
杏(本田翼)が最後に戻ってきた時の、「おせぇぞ」「待ってたぞ」っていう
心の声が伝わってきそうなメンバー1人1人の表情を映すカメラワークとか、
約束の場所に田中以外の全員がやってくるオチとか、
もう本当に「HERO」を意識し過ぎて小っ恥ずかしくて(苦笑)
まぁでもそれも、表向きは医療ドラマの振りして、
重視するのは”目の前の治療に取り組む姿”じゃなくて”仲良しな仲間”だった
「ナイト・ドクター」の脚本家さんの次作だと考えれば、仕方ないと思えてしまうのか。
今期から新たに月10枠が新設されるとの話ですが…
これは本作からではなくて次作からの方が、視聴率の底上げに繋がったんじゃないですかねぇ。
2クール連続似たような設定で、
しかも「医療」「弁護士」「刑事」と数字の取れやすいジャンルを
焼き直し&使い回ししている最近の月9。
面白い作品は一部あったものの、飽き飽きしている人は多いはず。
恐らく、火9の視聴率が低迷気味だから、月9の次に持ってこさせて
“流れで”視聴させるよう誘導するために、長年火曜日で放送し続けてきた枠を移動させるという
大きな試みを行ったのかもしれませんが…
本作が幕開けとなると、「月9の流れで見てみよう」じゃなくて
「月10から見れば良いや」…最悪、枠移動自体を知らない上にまた続編モノとなると
「あれつまんなかったから別のチャンネルにしよう」なんて
逆効果になってしまいそうな気がしました。
要は、月9で何を放送するか…の価値がそれだけ重要になってきたって事なんですよね。
安パイばかりに頼っていたらそのうち両方とも崩れていく。
とは言っても今期に関してはもう後の祭りだから、
医療ドラマと謳うなら謳うで、恋愛とか友情とか置いといて
“プロフェッショナル”を描いて欲しいんですが…
シーズン2の初回がこの作りだと可能性は限りなく低いのかなぁ。
…って、内容にあまり関係ない事をダラダラ書いてしまいましたので(汗)
初回の内容について書くとするならば…単純に30分拡大だからって欲張り過ぎ!
1時間程度まで登場人物の紹介に時間を割いていて
主人公の存在感や物語の動きがぼやけているっていうのもあるし。
せめて患者達に何かしらの”共通点”があれば良いんですが、
小野寺(遠藤憲一)の記憶障害、森迫(森カンナ)の妊婦&赤子出産、
宝生(田中みな実)のアーティスト人生と、
1話完結型で取り上げられそうなエピソードを全部収めているから、
せっかくタメになる知識を盛り込んでいるのに散漫としてしまうんですよね。
そして、シーズン2だから、仲間達を再集結させたい!っていう意図も分かる。
また同じメンバーを見られるのは、ファンにとっては嬉しい事。
でもさ…もうちょっとやり方ってもんがあったでしょうに(汗)
間隔を空けずに次々と加入させる展開をしたら、
じゃあ2年の間で仲間をバラバラにさせる必要はあったのか?
そもそも、たまき(山口紗弥加)の家賃問題のように、それぞれ環境に見合った生活を模索して
やっと適応出来た人が多いだろうに、
それを「誘われたんで戻ってきます」って簡単に手放す事が出来るのか?といった
不自然な点が目立ってくる訳で。
うーん…別に1話内で全員集結させなくても、
最近ドラマで取り入れられている”レンジャー方式”みたいに
1話ずつ迎え入れる形でも良かったんじゃないかと思いました。
という事で、ある意味期待通りで終わった初回。
視聴リスト&期待度の記事の方にも書きましたが、本作の感想は次回までの予定です。
あと気になるのは…特別編があるのかどうか?
最近はやっていないし、結局総集編になっちゃうくらいなら
わざわざ復活させなくても良い気はしますけどね。
↓前作の最終回の感想はこちら(特に褒めてはおりませんが…^^;)↓
Source: りんころのひとりごと。
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