「凄いな。イベント盛り沢山だな。」
蔵之介(遠藤憲一)のこの台詞が、今回の内容全てを物語っていた気がします。
個人的には…う〜〜〜ん、久保寺(金子大地)のエピソードがちょっかい出し過ぎ!(苦笑)
それに尽きますね。
今回は事故物件だけあって、これまでとは展開の仕方が異色だった上に、
本作が元々小ネタやギャグに富んだ作りになっているので…
序盤か終盤どちらかにまとめて話を進めてくれるのなら、
まだ蛇足に感じなかったかもしれませんが。
お客様との面談、泊まり込み…といった純粋なお仕事パートの合間合間に挟み込むだけでなく、
本編に全く関係のない元カノとのいざこざを
1つの案件にガッツリ絡めてきたのは、いくら時間稼ぎとは言え
流石にやり過ぎだったように思います。
面白そうな案件だっただけに、もう少しその話を集中して見たかった…
久保寺のエピソードが抑えられていたら、
年の差夫婦の馴れ初めや、大舞台から離れて今の生活になった経緯にも触れられて、
関係性の真相や妊娠の発覚に後出しじゃんけん感を覚えづらかったのかも…
という勿体ない気持ちが強いです。
まぁ、夫婦の関係性の方に関しては、芸能のネット記事を玄之介(間宮祥太朗)が
読んでいた”フラグ”があったと言えばあったんですが、
それにしても、夫婦の悩みや住まいに対する価値観の描写が不足していたのかなぁと。
しかし、案件自体は今回も「全ての人に優しくあろう」という結末に落ち着いて、
“らしさ”を貫いた内容になっていたのは良かったです。
正直言うと、今回はたまたま素敵なエピソードだったから丸く収まったものの、
本当に心理的瑕疵物件だったら、どうやったら住んでもらえるようになるんだろう?という
具体的な解決策も見てみたかった気がしなくはないですが。
でも、病死や自然死といった、生きていく上では避けて通れない死も
事故物件という1つの括りにされて、そこで亡くなったからって
勝手に忌み嫌われてしまうのが現実ではあるんですよね…。
エピソード付き物件、略して「エピ物件」。
言葉の響き的に可愛いですし(笑)
この名前が世間に知れ渡っていけば、噂がどんどん広がって悪い評判をつけられて、
買い手がつかなくて困っている家主さんも減るのかなぁ…と思ってます。
物は考えようですね。
家はそこに住む人のいろんなエピソードを積み重ねて出来たもの。
家そのものが物語になっている…という考え方。
なんだか目から鱗でした。
今回は案件の良さだけを噛み締めたいですw
↓前回の感想はこちら↓
Source: りんころのひとりごと。
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