7話になって今更書く?って話なんですけど、ちょっと思い立ったので一言二言。
個人的には、前半パートでコメディを、後半パートでシリアスを…という
1時間内で真逆な話を展開していく作品、
あるいは、最終章へ向かうにつれて”縦軸”を強調するようになる作品だと、
大抵は前半パートでの作風があまりにも印象に残っているだけに
後半パート(終盤)にもその面白さを期待してしまい、カラーが変わった事に動揺を隠せなくて
「そんなにシリアスに寄らなくて良いのに」とか「いつもの〇〇が見たかったのに」とか
本作”らしさ”が失われてしまうのに残念がる事が多いんですけど。
本作に関しては、そういう感情になったのって今振り返ってみれば1回もないんですよね。
今回だって、後半は”縦軸”に迫っていたのにですよ?
コメディとシリアスのさじ加減が絶妙なのではなくて、
その2つのエピソードが全部繋がっていて、そこから得られるものが
救いだったり、心の優しさだったり、時には残酷さだったり…と、
笑いの生まれる前半パートでもしっかり意味を持たせる構成、それを維持出来るのは
改めて凄い作品だなぁと思わされるのでした。(一言二言どころではなくなったけどまぁ良いかw)
藤(戸田恵梨香)が言っていた下着の表現の違いだってそう。
男性陣は「?」状態でも、私には彼女がなぜそう言い換えて欲しいのかは何となく分かります。
前半でこのエピソードが描かれているから、
川合(永野芽郁)を囮にするためにコンビを組むはずはないし、
本人が真実を言い出せないのだって、言ってしまったら彼女が守護天使を捕まえに
飛び出して行ってしまうのを恐れていて言えないままなのだろうと信じる事が出来る。
藤はあくまでも、川合も誰も巻き込まないように動いているだけなんですよね。
大切な人をまた傷つけないように。
そして、伊賀崎(ムロツヨシ)が未決の事件を把握して”サボる”ようになったのも、
桜(徳永えり)の事件がきっかけだったというのが掴み取れる。
だから奥さんも、付き添いよりも夫が無事であるかを重視するし、
だから「私達は無事です!」と安心させるために川合を連れて行ったんですね。
藤も伊賀崎も…どちらも別ベクトルで”配慮”の人だと感心させられます。
一方で、川合の方は藤の胸中を知らないので
「囮」発言をきっかけに不信感が募り始める…といった所でしょうか。
山田(山田裕貴)はなんであんな事言っちゃったのか謎なんですけど…(泣)
父への手紙が「大好きな藤さん」から「大好き”だった”藤さん」に
変わってしまわないのを願うばかりです。
川合のモノローグってずっと過去形だから、いつそういう表記になってしまうのかと
内心ビクビクしながら見ておりました。
今回明らかになった”守護天使“は、
個人的にはきっちり逮捕して解決して欲しいですね。
まさか、スイカを渡した人ではないよなぁ…?
いや、それだったら似顔絵描いている途中で気づくはずか。
にしても、同じ制作局でも犯人のネーミングで不気味さの度合いが違うのはどうなのよ…(笑)
某ドラマの白塗り野郎って、改めてダサいな…とw
↓前回の感想はこちら↓
Source: りんころのひとりごと。
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