ああ…本題に入るまでが長かった………。
私、分かりきっている事までわざわざ台詞に起こして
ひたすら語り続けるナレーション演出って苦手なんですよ…(汗)
本作の場合は、主人公が何か出来事に遭遇するシーン”だけ”に入れるんではなく、
本筋に関係のない所も含めて頻りに入れようとするから、
結果的に抑揚のない、単調な作りに見えてしまうし。
そして、主人公自体が元々大きくリアクションをとる性格でもないから、
ナレーションの口調の癖の方が目立って、
それで物語への没入感が薄まってしまうんですよねぇ。
チカラ(松本潤)がいかに優柔不断な人かは耳にタコが出来るほどよ〜く分かったので、
次回以降はもうちょっと抑えていただけるとありがたいです。
まぁ、気になったのはそこだけで…
本作、というか本作”も”、遊川さんらしい世界観で始まりましたね。
主人公を男性にし、優柔不断な性格である事をアピールして
変化を加えているつもりでも、フォーマット自体は基本的に同じ。
一生懸命だけどどこか欠けている主人公に心動かされた人々が、
今度は彼の欠けた部分を補っていくという…
今回もそんな感じで、彼の不器用な成長物語を見守る事になりそうです。
だから、解決方法がやんわりしていたのも納得出来るというのか(笑)
普通だったら、あれだけ声が聞こえていれば、警察に通報して終わりでしょうし。
私だったら、一回目と二回目の声を録音して
警察や児相に提出する形でしれっと通報する手も考えるかもしれません。
でも…それをしないで、もしも違っていて別のトラブルを生んだらどうしよう…とか迷った挙句、
まずは「いつも近くにいるからね」というささやかな優しさを残すのも
またリアルだなぁ…と思うんです。
彼は人の部屋にズカズカ入り過ぎですがw
実際、後で面倒な事になりたくなくて、スルーするか、動けずにいる人が多そうですしね。
好き嫌いは分かれそうでも、”日常生活あるある”と”見ている人に勇気を与える”…
その中間を貫いていくのかな?という気がします。
「ハケン占い師アタル」の当時の初回の感想を読み返してみたら、
話が進むのが遅い…解決法もそれで良いのん…?みたいな
似たような内容を書いていたので(笑)
初回は微妙でも、回を重ねるごとにまた良くなっていくパターンになるんでしょう…って事で、
温かい目でもう少し見てみます。
ありきたりな表現ですが、「小さな力がやがて大きな力になって自分に返ってくる」
展開になる事を期待します。
Source: りんころのひとりごと。
コメント