【ブルーピリオド】18話のネタバレ【龍二が芸大志望を辞めてキャバクラで働く】

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ブルーピリオド18話のネタバレを掲載しています。18話では、八虎は大葉から色の奥深さを知らされる。そして、龍二が芸大志望を辞めてしまったことを知ってしまう。ブルーピリオド18話の内容を知りたい方はご覧ください。

ブルーピリオド18話のネタバレ

1次試験合格者のリストを見て先生たちが「今年は油画は現役生が強えーな」「そりゃそうだろ、現役主席合格した奴の妹いるしな」「課題が現役生向きだったっつーのもあるよ、要は運が良かっ」と話していると、大葉が「努力は運の幅を広げてくれるじゃないの」「先生たちが生徒の努力認めなくてどうすんですか」と声をかけていった。

八虎は「1次試験、俺と桑名さんと橋田の3人が合格した」と考えていた。

橋田が「1次受かったのは儲けもんやで」「はあ、これで2次試験もいけるんや」と一人喜んでいると、桑名が「橋田って割とキモいよね」とツッコむ。

そこに大葉が教室に入ってきて「油画はどーお?」「久しぶりで感覚忘れてない?」と聞くと、桑名は「意外と」と返し、八虎も「むしろずっと素描やってたから前より冷静になれた感じっすね」と答える。大葉が「そりゃ僥倖」「とにかく1次合格おめでとう」「あと5日、不安なこととかあれば何でも話しましょ」と伝えると、八虎は「ずいぶんあっさりしてんな」「昨日まであんなに頑張ってたのに」「受かったことも落ちたことも全部触れてこな」「いや、過剰に祝われるよりいいか、大葉先生もわかってんだろうし」と考えていた。

すると、橋田が「そういえばセカイくんも受かったらしいで、1次試験」と伝えると、八虎は「へえ」と何とも言えない顔をして「いや、嬉しいだけどね」「すげーっさすがーって気持ちもあるんだけど」と謎のテンションを見せていく。

大葉が「じゃ、今日もあとで面接するからねー」と伝えると、八虎は「昨日息抜きに行って自分の課題は油絵の技術面だけじゃないのがよくわかった」「けど同時にやっぱこの問題だけはどうしてもムシできない」「色」「気をつけていろいろ乗せてみてはいるけど」「色はやめたほうがいいかもねーって前に断られてるからなー」「色がかっこいい作家の画集とかもいろいろ見てみたけどよくわかんねー」「色彩心理の本読んでも抽象的なことしか書いてないし」「不安なまま描くよりマシだ、ダメ元でもっかい聞いてみよう」と大葉の面談に向かっていった。

すると、「色?」「おー、いいよ」「1次も終わったしね、そんなに気になるならやろうやろう」と簡単にOKをもらう。

八虎の絵を見た大葉が「別に悪くはないと思うけど何が気になるの?」と聞くと、八虎は「いや、色のきれいな作品っていろんな色をかっこよく使えるじゃないですか」「俺、色彩センスなくて」と不安要素を口にすると、大葉は「矢口の絵は色を乗せすぎなのよね」と伝える。

八虎が「いや、逆じゃ」とツッコむが、大葉は「まー、そういう経験も大事なんだけどね」「だってこの世のすべてのものは「白」「黒」、そして「赤」「青」「黄」の「三原色」で表現できるんだもの」「それ以外の色は色を混ぜる、つまり「混色」すればその中間の色ができ上がる」「そして、その色同士を繋げると「円環」になる、これを「色相環」と呼ぶの」「色相環の中の反対側に位置する色を「補色」という」と説明する。

八虎が「「補色」は混ぜるとグレーになって混ぜなければその色を一番引き立てる色の関係である、ですよね?」と確認すると、大葉が「何だよ〜、そこまでわかってんじゃん」「じゃあ問題、色がきれいな作品もそうじゃない作品も使ってる絵の具は同じ」「なら何が違うと思う?」と質問する。八虎が「関係性ですか?」と答えると、大葉は「半分正解」「色ってのはそれ単体ではなく隣に来る色、下に来る色、つまり関係性によって全く違う印象になるの」「もっといえば同じ色を使った絵でも色の配分量で印象が全く変わる、形によっても色の印象は変わるわ」と語る。八虎が「なるほど」「「色彩遠近法」とかは知ってましたけど、色をそういう風に考えたことなかったっすね」と理解すると、大葉は「ワクワクするよね〜」「色ってほんっと〜に奥深い世界よ」「始まりは3色だけでも、関係性・配分量・形・構図・素材・光・絵肌、そのほかもそもろで無限に変化する」「ただ、前にも言ったけど武器をいろいろ使いすぎると上手くても曖昧な絵になる」「年末に色について話さなかったのはそういう理由よ」と伝えていった。八虎が「あ、そういえばさっき「半分正解」って言ってましたけど残りの半分は?」と聞くと、大葉は「矢口、これは何色?」と尋ね、八虎は「赤色?」と答える。

大葉が「じゃあこれ」と聞くと、八虎は「ちょっと黄色い赤色?」「あっ、朱色」と答え、大葉は「こんなきれいな色をそんなざっくりしか見てないなんて信じられないわ〜」「色がいい人とそうじゃない人の違い「色に対して神経を研ぎ澄ましてるかどうか」」「色はとにかく乗せればいいわけじゃない」「自分にとって最高の色は自分にしかわからないでしょ?」と伝えてあげた。八虎が「なるほど」「確かに色に対して雑な見方してたな」と考えながら面接室を後にしようとすると、大葉から「あ、ねえ矢口」「鮎川龍二くんって最近会った?」と聞かれ、八虎が「?」「いや、会ってないっすけど」と返し、大葉は「ならいいわ」「あっ、適当に休憩とってねー」と伝えた。


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じゃあ会いに来てよ

八虎が「色に対して気持ちが動いてるうちに、休憩時間使って世紀堂で絵の具見てみるか」と考えていると、「おにーさん、前にどこかでお会いしました?」と龍二が声をかけてきた。

龍二が「久しぶり、やつれたね八虎」と言うと、八虎は「今ので懐かしさ全部吹っ飛んだわ」「ああ、久しぶり龍二」と返す。龍二が「画材見に来たの?」と聞くと、八虎は「そーだよ」と答え、龍二は「待ち合わせまで時間あるし画材見てあげよっか?」と一緒に画材を見ることになった。

八虎が「今なにやってんの」と聞くと、龍二は「アタシは1次落ちたからバイト中」「藝大の日本画って現役生1人も取らないときあるからね」「八虎は1次通ったんだ?」と答える。八虎が「そう、なんとかね」と答えると、龍二は「おめでと」と伝えた。八虎が持ってる絵の具を見た龍二が「それバーミリオン?」「アタシこの色好き」「バーミリオンの天然の顔料は辰砂っていうとってもきれいな朱色の鉱石なのよ」「だけど、美しい分毒牙ある」「昔は辰砂のとれる鉱脈に行くことは死刑を宣言されるのと同義だったくらいね」と説明し、八虎は「龍二、なんか可愛くなった」と言う。

龍二が「口説いてるの?」と返すと、八虎は「お前そんな喋り方だったっけ?」と言う。八虎が「そういえば予備校の先生にお前に会ったかって聞かれたんだけど」と伝えると、電話が掛かってきて龍二が「あ、ごめん、もう行かなきゃ」とそそくさに帰ろうとする。龍二が「八虎、今日は話せてよかったよ」と伝えると、八虎は「んだよそれ、キメーからやめろよ」と返す。龍二が「ひどいわあ、あ、予備校の先生にもよろしく言っといてね」と言うと、八虎が「言わねーよ、自分で言え」と返すが、龍二は「ムリだよ、アタシもう美大にはいかないことにしたから」とだけ伝え八虎と別れていった。

予備校に戻った八虎は「知らなかった、まあ1次落ちたって言ってたし、日本画の倍率もやばいし」「美大はバカみたいに金かかるし、そもそも大学にいかなきゃいけないわけじゃない」「でも、龍二が俺を美術部に連れてったんじゃねーか」「だからってあいつが美術を続けなきゃいけないわけない、わかってるそんなこと」といろいろな想いを葛藤させていた。

すると、桑名から「そういえばさ、摂食障害で入院してた友達いたじゃん?」「覚えてる?」「あいつちょっと良くなったんだ」「美大いくのやめてお絵描き教室でバイトすることにしたらしい」「やー、よかったよ、マジで」「絵が得意でもずっとやっててもすごく好きでも、戦うことがツラいならそれを選ばなくてもいいんだよね」「自分に無理のない選択すんのって案外むずいじゃん」「だからホントよかった」と言われ、八虎は「自分の気持ち龍二に押し付けてた」「アイツもその選択ができたってことなのかな」「色を乗せればいいわけじゃない、選ばないっていう選択をすることも同じくらい大事、考えてみればそれだけのこと」「自分の感覚全部研ぎ澄ませれば自分が今何を大事にしたいのかが少しずつわかる」「一つ一つの色に心が動く」「ただ絵として美しいから選ぶんじゃない」「湿度の高い赤がいいのか、おどろおどろしい赤がいいのか、みずみずしい赤がいいのか、どんな赤がいい?」「俺は何を赤で表現したいんだ?」「大丈夫、俺はちゃんと選べる」「龍二もちゃんと選んだはずなんだ」と考えていた。

八虎が橋田と一緒に予備校から帰ろうとすると、桑名の友人から「あっ、ユカちゃんフった人だー」と言われる。

桑名が「日本画で1次現役で通ったのコイツだけらしいよ」と伝えると、桑名の友達は「ユカちゃん残念だったネ」「でもでも、めっちゃロックだよネ」「藝大の試験で画用紙に×だけ描いて途中退室って」「クッソかっけーよ、もう合格にしてくれヨって」と話し、八虎は「え?」「何それ?」と話を理解できずにいた。

その頃、龍二はキャバクラで働いていた。

そこに八虎から着信が入り電話に出ると「なあ聞いたんだけど試験で」と言われ、龍二は「ああ、罰つけて帰ったって?」「そうだけど何?」と返す。

八虎が「俺、何してんだ俺」「龍二のうっとおしそうにしてる声」「何だ、何の根拠もないのに」「試験前にこんなことしてる場合じゃないのに」「今電話切られたら絶対もう話さなくなる」と考えながら「あの、龍二」「何かしてほしいことないの?」と聞き、龍二は「あははははっ」と笑いながら「してほしいこと」「じゃあ会いに来てよ、今すぐ」と伝えていった。

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Source: サブかる

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