【ブルーピリオド】17話のネタバレ【八虎が藝大1次試験に合格】

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ブルーピリオド17話のネタバレを掲載しています。17話では、藝大1次試験が終わった八虎たちはさすがに気が抜けてしまっていた。そこで大葉が息抜きとしてとある場所に連れて行く。ブルーピリオド17話の内容を知りたい方はご覧ください。

ブルーピリオド17話のネタバレ

息抜き

八虎が「1次試験が終わった」「合格発表は3日後」「2次試験は8日後、受験生に休んでる暇はない」と感じていると、大葉が「よし、みんなで息抜きにいきましょう」と伝えていった。受験生たちから「はあ!?」「この時期に?」と微妙な反応を食らうが、大葉は「そ」「みんなず〜っと頑張ってるし、やっぱたまには外の空気吸わなきゃね〜」と伝えた。八虎が「えっ、いやでも2次試験まで1週間ですよね?」と意見するが、大葉は「そりゃそうだけどこのままダラダラ手動かすのもよくないでしょ」「毎年1次試験までの3日間はどうしても集中力が落ちんのよ」「それに1週間後に行われる2次試験」「2次試験は油彩課題」「3日間かけて1枚の油絵を仕上げる」「そしてもう1つ、2次試験はスケッチブックの提出がある」と伝えた。

八虎が「スケッチブックって、前から聞いてはいたけどどういうことなんすか?」と改めて聞くと、大葉は「スケッチブックはスケッチブックよ」「エスキースをしたり、どういう意図でその絵を描いたかをスケッチブックに描く」「ちなみに藝大の試験ってどういう風に審査するか聞いた?」「1次試験の素描課題は教授一人が「イイ」と言えば合格になるの」「でも、2次試験の油彩課題は教授二人以上の「イイ」があって初めて残る」「そして、残った油彩作品だけを見てこの中から合格者を出す、のではなく1次試験の素描、2次試験の油彩、そしてスケッチブック、全てを見てその受験生の表現力・作家性などを教授全員で審議するの」「まあつまり、1次以上に何を描きたいかを問うてくるわけ」「一度自分の考えを整理するために外の刺激を受けるのもアリじゃない?」と説明していき、一同は「外だ〜」と乗り気になっていた。

大葉が「改めて1次試験お疲れ様」「さ、もう気持ち切りかえていこーね」と伝えるが、八虎は「いや、マジで気持ち切りかわんねー」「心臓ギュってなった状態からずーっと戻んないっつーか、疲れてんのコレ?」「ガチで手に力が入んないんスけど」と感じていた。

橋田が「ダレまくっとるなあ〜」と声をかけると、八虎は「うるせえ、すんません」と言い、橋田は「みんなやみんな」「石井くんと岡田さんは手より口が動いとるし、桜庭さんと桑名さんは淡々と描いとるけどどっか浮ついているし」と伝え「八虎もやけどな、こんな力ない八虎は初めて見たわ」「まあ、しゃあないか」「1次試験でも鏡割れた言うとったし、マトモに描けんかったんかもな」と感じていた。

そこに「やあぐちいいい、面接」と大葉が声をかけ、面接が始まっていく。大葉が「や〜、お疲れ様」「どうだったー?1次試験?」「楽しかった?目が死んでるけど」と笑顔で聞くと、八虎は「正直言うと、結構よかったんじゃないかと思います」と伝えた。

矢口のスケッチブックを見た大葉も「なるほどね」「面白い、描ききれたならインパクトのある絵になるね」と評価し、八虎は「結果が出ないとアレですけど、なんつーか今までやってきたことがちゃんと出せたっつーか」「これぐらいならそもそも実力不足で諦めつくっつーか」「でも2次試験、1次と同じ勢いで描ける気がしないんすよ」「素描に比べると油画って圧倒的に枚数描いてないじゃないすか、ないっすよね」「しかも最近ずっと素描やってたし」「俺、他の人より絵やり始めたのも遅いのに」「素描でハマった構図が油絵でハマるとは限らないし、色も良くわかんねーし」「オイルの性質とかマチエールとかも全然」と弱音を吐いた。大葉が「つまり矢口は「課題はたくさんあるはずだけど、どれから手を出していいかわからない」?」「いや〜、明日の息抜き楽しみだね〜」「自分を見つめてキャンバスと向き合うのと同じくらい色んな刺激に触れるのは大事なことでさ、ただ「刺激」は「快」と「不快」の両方の性質を持ってるから」「あ、そうだ、2次まで全体講評を多めにして」と伝えると、矢口は「んー、そうっすよね」「そうっすよね」とげっそりしており、大葉は「危な、ガッツあると思って喋りすぎたわ」と感じながら「とか考えてると疲れるわな、やめやめ」「今のはまー、心のスミに留めておいて」「ま、明日は息抜き楽しみにしてて」「すっげえ楽しくて刺激的な場所にすっからさ」と八虎を気遣ってあげた。


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俺は凡人なんだ

翌日、集合場所に到着した八虎が「さっむ」「つーか、誰もいないんですけど」「は?集合場所間違えた?」「なんで時間になっても誰も来な」と考えていると、まさかの私服を着ていた桜庭を発見する。

そこに岡田も合流した。

30分後、ようやく全員揃い八虎は「美術やるやつってこういうやつばっかなの?」と呆れていた。

八虎が「てっきり美術館にでも行くのかと思ってたけど」と骨の博物館のチケットを受け取り「この展示の刺激が俺の課題の突破口になればいいけど」と考えていると、岡田たちが骨の展示にテンションを上げているのを見て、桑名は「あんだけちゃんと息抜きできんのはマジですごいわ」と言い、それを聞いた八虎は「そっか、俺ずっと息止めて集中してた」「でも、止めてるばっかじゃ息を吐かなきゃ呼吸はできない」「息を抜くのはサボりじゃないんだ」「呼吸ができれば視界がすっきりと」「考えるのやめよ」と気ままに博物館を楽しむことにした。

一同が鑑賞を終え八虎が「先生、このあとは予備校戻るんですよね」と聞くと、大葉は「あ、もう一周するよ」「一周目は「楽しむ側として」で、二週目は「絵を描く人として」、ね」「今日の課題は「取材して描きなさい」」「帰ってからコレをもとに予備校で制作するからね」「1時間後の14次にここに集合」「ただ描くだけじゃなくて一周目と二周目の違いも考えてみてね」と伝え、八虎は「なるほどね」「一周目は「鑑賞者」として、二周目は「表現者」としてか、いい課題だな」「つーか何がただの息抜きだよ、よくいうぜ」「ま、でも、最初から課題って言われてたら一周目も描く前提で見てたな」「悔しいけど、見えてるものは同じはずなのに目につく場所が一周目と全然違う」「骨から落ちる影とか隙間から見える景色とか、それにたぶん俺だけじゃない、一周目はみんな目玉展示ばっかり見てた」「でも二周目は」「そっか、「絵」としてみると、10人が10人面白いと思う場所が違うんだ」と理解していた。

全員の作品が並ぶと大葉が「ふふ、案外みんな似た感じになっちゃったねえ」「あんなにいろいろあったのになんで似た感じになったかわかる?」と質問すると、八虎が「選択のパラドックスですか?」と答え、大葉は「さすが矢口」「人間は選択肢が多いと選ぶのが困難になるのよ」「でもこの2つ、岡田と桜庭、視点が他の人と違うわね」と評価していった。

大葉が「どうしてこれ描いたの?」と聞くと、岡田は「わ、私は人に興味があるから」「展示より展示を見てる人の動きが気になって」と答え、桜庭は「照明が一番かっこよかった」と答える。それを聞いた八虎は「なんだ俺、十人十色とか言っときながら、ちょーかっこ悪いな」「油絵の技術以前の問題だ」「視点の甘さとか考え方にだっていくらでも課題はあるじゃんか」「はは、いつの間に俺ってそんなに偉くなったの?」「まじだっせえ、最初からわかってたことじゃん」「俺は凡人なんだ」と改めて理解することができた。

大葉は「ど?久しぶりに全体講評してみると意外な発見があったんじゃない?」「別に奇をてらったり周りのマネをする必要はないわ」「むしろ他の人のをみることで自分のやってることも見えてくる」「さて、明日は藝大の1次試験の発表日」「発表は明日の朝10時」「大学の掲示板とネットで公開してるよね」「結果がどうであれ連絡ちょうだい」「合格者はそのあといつも通り予備校で課題よ」「結果を求めた人に結果が全てじゃないなんていうつもりはないわ」「だけど、どの大学に行くとかって話じゃない」「この数ヶ月、君たちは自分の弱さと強さに向き合った、そして描き続けた」「それは結果ではなく必ず君たちの財産になるわ」「じゃ、また明日」と告げていった。

帰り道、橋田が「受験前、コレで会うの最後かもしれへんのか、変な感じやなあ」と言うと、八虎は「確かに」「いや、でも長くて1週間くらいだろ」と返す。橋田が「八虎昨日はやる気のないネコみたいやったのに自信あんのや?」と聞くと、八虎は「ちげーわ、キモイって言うなよ」「自分はまだまだなんだってハッキリして悔しいけど安心したんだよね」「だから、発表もこえーけどなんかもはや他人事なんだよな」と返し、橋田は「キモいなあ、それは」と言い八虎と別れ、さらに「八虎はほんまにキモいなあ」と感じていた。

翌日、八虎はネットで合否を確認する。

予備校で待つ大葉が「来たね、1次試験通過者第1号、桑名」と言うと、桑名が「私だけですか?」と聞き、大葉は「いや?あと二人、もう一人来たな」「矢口、おはようございます」と伝えていった。

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Source: サブかる

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