私の理解力が乏しいだけなのかもしれませんが…
うーん、いろんな物事が絡み合い過ぎていて、もはや面倒臭いです(笑)
1,2話で整理すると、4つのエピソードが同時進行で描かれているんですよね。
①20年前の奏の父・英介(佐々木蔵之介)の死の真相
②12年前に真樹(亀梨和也)が失踪した理由
(+そのきっかけとなった彼とカオリ(田中みな実)の事故の真相)
③現在で展開されている、検事の奏(石原さとみ)が担当する案件
④プライベートでの奏と貴志(安藤政信)の関係性
…これで合っているのかな。
①と②に関しては、そもそも2つの謎を同時に扱う事自体欲張りで、
単体だけでもドラマとして成立出来そうなエピソードなのに。
③と④まで加えて、この枠の傾向を踏まえれば全9話だろうに、
こんなに盛り込んじゃって収拾がつくの?としか思えないんですね。
実際…今回の内容を振り返ってみても、謎めいた要素が追加されただけで
話が大して進展していないような気がしましたし(汗)
1話の冒頭で思わせぶりに提示されたのは「20年前の父の死」で、
それから12年前に遡って…まぁ〜大学時代の青春の描写やイチャイチャシーンが多かったものの、
父の死には真樹が関係している事が明らかになった。
じゃあ2話はその続きで、2つの謎を追う話になるのかと思いきや…
なぜか全く別の案件を軸に物語が展開され始めるわ、
現在の話を一旦中断して、貴志との馴れ初めから付き合い始めるまでのエピソードを
バカ丁寧に映像化するわで。
2つの謎については最後までなるべくお預けにして、最終回で一気に点と点を繋げて
伏線回収(苦笑)する形で盛り上げようとする作り手の意図が見え見えで、
2話にして、既に露骨な引き延ばしさえ覚えてしまいます。
もう1つ疑問だったのが、大学での真樹との再会シーンで、
1話2話連続でドラマチックな再会を描く必要性が感じられなかったんですよね。
どうせ大学で会って、奏が当時の真相を聞き出す描写をするんだったら、
じゃあ前回のくだりは何だったの?っていう。
で…肝心の真樹の返事はSNSのbotアカウントのごとく、話が全然噛み合っていない。
特に手がかりも掴めないままこのシーンは終了(汗)
数年越しの再会という設定にする事で
視聴者に「エモい」「切ない」と言わせたかったのかもしれませんが、
…ストレートに言っちゃいますが、本当、無駄なやりとりだったと思います。
このドラマ、今の所は、現在のパートがなくても、現恋人の存在がいなくても
十分サスペンスになりそうなんですけど、
果たして最終回までに、物語に納得出来る日が来るんでしょうか。
あと…納得出来るかというか、馴染めるのかどうかでいうなら、主題歌も。
前回の感想で浮いてしまっていると書きましたが、
今回の、激しい口論シーンの裏で流れる艶めいた曲調がね…
もう合わな過ぎて、ムズムズしてしょうがなかったです(笑)
書き下ろしなら話が変わってくるんですけどね。
あれほど、ドラマの世界観と主題歌が合わない事も中々ないかと…w
※元々、再来週から始まるNHKの火10初回まで本作の感想を書く予定でしたが、
次回の感想は…スルーする可能性が高いです。
Source: りんころのひとりごと。
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