17才の帝国 2話 感想|ちょっとこぢんまり?

ドラマ

 

 

※先週(5/14)の感想です。遅くなってしまってすみません…m(_ _)m

 

う〜ん…壮大な世界観で始まった初回でつい期待を寄せてしまったからか、

今回は全体的にパワーダウン感は否めませんでしたね。

元々都会的な街でも、仮想都市でもなく、昔懐かしの空気も流れている地方都市が舞台だから

仕方ない所もあるのでしょうか…。

市議会廃止や公務員削減など、地域の人々にとっては当たり前だった環境を

次々と断ち切っていく、まさしく「独裁国家」になりそうな大改造を行う姿が描かれた作りから、

商店街の再開発計画へと、扱う規模がかなり小さくなってしまったのが

そう感じさせた原因に繋がったのだと思います。

 

あとは、個人的に「ああ、もうそんな方向に行っちゃうんだ…」と戸惑いを覚えたのは、

主人公の描写に関しても同じ。

前回の感想で「公の前では表情も声色も一切変えない真木(神尾楓珠)の無機質な人柄」

と書いたんですが、それは、演説からの彼の様子を通して

真木にどれだけ”感情”をなくして、効率を重視するあまり

無慈悲な性格に変わって行ってしまうダークヒーローっぷりがどれだけ描かれるのか?に

期待していた部分があったから…なんですよね。

だけど、2話にして、プレゼントを久しぶりにもらえて純粋に喜んでいたり、

調査をしていく上での若さ故の未熟さだったり、

貧しい家庭のエピソードが明かされたりと、彼の”人間味のある”一面をもう掘り下げてしまった。

ここら辺がどうも、本作のコンセプトであるSFファンタジーと噛み合わない気がするんです。

だって、主人公の過去や人間性を掘り下げて、視聴者への共感を促すような作りにしたら、

最早「SFドラマ」ではなく「人間ドラマ」になってしまうから。

おまけに、自分の意見を押し通すのではなく、AIに頼っている描写が節々であったのも、

初回で感じさせた彼の前衛的なイメージを薄めてしまったんじゃないかと思っています…。

 

前回は初期設定があったから良いものの、

基本的に地方都市が舞台だからか、商店街を筆頭に

下町感漂うロケーションが続いているのもSFらしさが半減してしまい…

スタッフもキャストも映像技術も、お金をかけてまで

わざわざ壮大な世界観にした必要性があまり感じられませんね。

「17才の帝国」というタイトルも名前負けしつつあるような…?

真木がいろんな人物に触れ合っての考え方の変化や成長をに焦点を当てたいのであれば、

SF要素は抜きにして、純粋に「もしも17才の高校生が総理大臣になったら?」という

仮説から始まるファンタジーでも良かったのかもしれません。

 

しかし、まだまだ期待はしています。

次回で巻き返しを図ってくれるか、それとも、このまま柔らかく終わってしまうのか…

「帝国」というワードを扱っている以上、もっと”支配””統治”といった

勢いを感じさせる展開になる事を願っています。

 

 

PS.最新話の放送までに書き終えられなければ

あとは最終回だけにして感想は諦めようと思っていたので、無事投稿出来て良かった…!

他の土曜日の2本分の感想は、本日の放送と合わせて(2話分で)投稿するつもりです。

まぁ、視聴から日にちが経っているので、簡単にはなってしまいますが(汗)

 

↓前回の感想はこちら↓

 

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Source: りんころのひとりごと。

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