個人的に、”縦軸”部分には興味なし。
でもさ…最終回前に変に引っ張り過ぎよ(汗)
本作の良さは、キントリメンバーとモツナベ&ナベヤマコンビのチームワークや、
毎回個性的なゲストと共に繰り広げられる演技合戦にあるのに…。
縦軸をぶつ切りにして合間に入れ込んでくるものだから、
あっち行ったりこっち行ったり…で別々のエピソードが喧嘩し合って、
結果、その良さが打ち壊されてしまった感じでしたね。
最終回前なのだから、1時間まるまるガッツリ縦軸に触れた内容にするか、
1話完結パートの事件が縦軸に繋がるモノにするか、いろんな展開が出来たと思います。
もしどうしても今回の話で私が勝手に「こうしたら良くなったのかも」を考えるとしたら…
うーん…せめて、菱本(でんでん)が宮越(大谷亮平)の運転する車の進行を妨げてから
宣戦布告するまでの流れをカットしていたら、
別々に物語が進んでいる違和感は和らいだかもしれませんし。
拘置所に寄るシーンを最後になぜか逮捕されているラストに持って行く事で
衝撃度が高まったのかもしれません。
まぁでも、1人ずつキントリメンバーに例えるくだりは強引だったものの、
宍戸美和公さんを始めとした個性的なメンバーが集まった、
言わば”劇団”のようなグループ内での会話の応酬が楽しかったので、
それをもっと掘り下げるためにも
まるごと1時間で描いて欲しかったなぁ…っていう気持ちの方が強いですかね。
特に、4人の主婦アルバイトを一部屋に集めて取り調べ、
ポロっと出た言葉をきっかけに真相に迫る流れには斬新さがあっただけに。
最終章を盛り上げたい気持ちは分かりますけど…
せっかくの拡大10分も縦軸に尺を割かれて、やり過ぎだったのは否めません。
前回もイマイチ…というか、今シーズンは手放しで面白いと言える回があんまりない印象。
仮にチーム存続が決まったとしても、劇中でも触れていたように
小石川(小日向文世)も菱本も定年退職して、メンバー一新してしまう可能性があるので、
最終回はぜひとも有終の美を飾っていただきたいですね。
↓前回の感想はこちら↓
Source: りんころのひとりごと。
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