はぁ〜〜〜〜………滅茶苦茶過ぎて楽しい…。
あの終盤のシーンのカオスさったらない(笑)
仲野太賀さんに、井川遥さんに、田辺桃子さんに、北香耶さんに、要潤さんに…
多くの登場人物が1つの場所に一気に集ってドタバタを繰り広げる事で生まれる可笑しみは、
やっぱり役者さんを揃えてこそ…だと思うし。
何より、諭(仲野太賀)が夢に向かってがむしゃらに突き進んでいく様を
描いていっている作品だから、あのシーンも”青春”の1ページに感じられていっそ清々しい。
事実は多少盛っているんでしょうけど、勢いがあるので全然気になりません。
笑えるやり取りのはずなのに、最後はなぜか目頭が熱くなってしまいました…。
今回は井川遥さんにもフォーカスを当てたお話に。
どう演じても「癒される」のレッテルばかりつけられて、殻を破れなくて、
もう女優を辞めようかと考える時期もあったのだそう。
諭と絡む人物としてもう1人、
映画撮影を共にした囚人役の男性(黒川大聖)の嫉妬も描かれましたが、
個人的には「求めたがっているのに求められない」不条理を経験する点で
2人は共通しているのかも…と思いながら見ておりました。
役者の話題で話が弾む諭と井川。
諭の生意気な態度にムカついた杉浦(田辺桃子)が
彼の住む家に殴り込みに行った事で、逆に井川の闘志を燃やす。
意外な繋がりもあってか、諭が運良く殴られ役になるまでを見ていて
不満そうにしていた男性が「あの表情じゃ通用しない」と本音をぶちまける。
で…そう言われたのがずっと心のどこかで引っかかり、1人練習を始めた諭が、
平山(北村有起哉)の後押しもあって
“ほんの好奇心”のつもりだった役者業を本気で目指すようになる。
いろんな人との出会いが巡り巡って、誰かの”役者魂”を刺激していく。
一歩踏み出す勇気にもなったりする。
人から人へとバトンタッチするかのように、
各々の変化を芋づる式で描いていく構成になっていたのが印象的でした。
まさしく「人生何が起こるか分からないからワクワクする」を体現した内容だった気がします。
フラメンコと振られる子(←無理やりw)のシンクロ具合にも笑わされましたね。
バン!と足を叩いて始まるショーで三角関係を匂わせる合図を出して…
諭のKYっぷりが加速していくのを拍手で表現して…
最後は怒った杉浦が「帰る!」と言った所でしっかりオチをつける。
あのシーンにフラメンコを選んだのも、
見た目はクールでも、中身は情熱的(衣装が赤いから)な
杉浦の人柄を表すためだったのでしょう。
再会した時は超ハード系になっていて、びっくりしましたw
一方で、唯一諭とは別世界にいる武史(草彅剛)の話は、何を意味しているのか気になります。
今の所、全く繋がっていませんからね。
向こうでは役者道を順調に歩んでいるようで…
彼も同じく、東京で頑張っている弟に対抗心を持っている事を示しているのでしょうか。
でも…今回のラストでようやく伊藤沙莉さんが登場してきた辺り、
そこの種明かしはまだまだお預けみたいです。
↓前回の感想はこちら↓
Source: りんころのひとりごと。
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