良いですねぇ。
2話にしてブーストがかかってきました。
「臭い、嫌い、毒キノコ!」「君の詫び力凄いね!」
この台詞は原作由来なのかもしれませんが、
台詞自体ただでさえワードセンス抜群で面白いのに、
それをコメディ経験も多数で安定感のある役者さんが言うから
ますます面白さに磨きがかかるんですよねぇ(笑)
そして、今回のゲストは、野間口徹さんと
基本的に相手を大切に想っている真面目な役を演じながらも、
真面目になり過ぎない、浮き過ぎない程度に
付き合いたての頃を想像させる初々しい一面も織り交ぜた匙加減が良くて。
前回よりも依頼人の日常が垣間見える描写になっていたのもプラスされて、
2人の”幸せ”はこれからも続くんだろうなぁ…というのが伝わってくる、
見ていて微笑ましくなれる夫婦の可愛らしさを堪能した話だったと思います。
意外なのは、評判を見ていると、割と「演出が苦手」と言っている方が多いんですよね。
まぁ確かに、カメラワークが忙しない部分はありますし、
本筋から脱線した小ネタも盛り盛りなので、分からんでもないのかな?と。
でも、誰にも真似出来ない作品を作ろうと、
あそこまで振り切った作りにしてくれた方が個人的には好みですし、
カットが多い分、テンポもリズミカルになってくるので、丁度良い盛り込み具合だと思ってます。
あと、本作…主人公の敏腕さや解決方法の斬新さで魅せる
お仕事ドラマというジャンルに囚われず、
いろんな意味で”抜けた”仕上がりになっているのが、
週末までが長くてちょっと億劫になりがちな月曜日にぴったりで、見やすいんです。
情熱的で硬派な月9の後…というのも、ナイスな編成でした。
前回では仕事のスタイルの未熟さが目立った玄之介(間宮祥太朗)が
今回ではトラブルが起こった際に高い回避能力を発揮し、
一方で、仕事の出来るイメージだった小梅(波瑠)は、私情が入るとミスをしてしまうという
それぞれの長所短所も、案件と重ねながら明確に描かれました。
この…完全に優れた人や、完全にポンコツな人って分けるのではなく、
どちらも少しだけ”弱さ”を抱えていて、それが時々チラ見えする人物造形なのが、
このご時世もあってより感情移入しやすい上に、
馴染みやすさにも繋がってくるような気もしています。
リノベーションの着地点は、子供だった時に強く感じていた”ときめき”が
掘り起こされるかのようなワクワク感があって楽しいですし、
コンビでの自然体な会話には純粋にクスッとさせられますし。
全体的に肩肘張らずに見られるのが良いですね。
OP映像の作りも、これからまったり楽しんでね…と案内してくれているようで素敵。
次回は事故物件のリノベーションだそうで(笑)
夏に持って来いの題材ではありますが、本作が向かう結末はハッピーエンドなので、
どんな風にほっこり話になっていくのか、期待したいです。
↓前回の感想はこちら↓
Source: りんころのひとりごと。
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