放送開始から約15分…
「ダイバーシティですよ?えっ、令和ですよ??」
「テンプレな家族像は今すぐ捨てて下さい」
小梅(波留)のこの台詞の勢いと言い回しの強さで
こちらの感想を書く事を即決めました(笑)
視聴者の気持ちを代弁してくれるかのような小梅の物言いっぷり、スカッとしますわ〜!
そして、そんな彼女に翻弄され続けるであろう玄之介(間宮祥太朗)との関係性が
ちゃんと”形”として見えて、
今後も2人による小気味良い会話の応酬で存分に楽しませてもらえるんだろうという期待が
一気に膨らんだシーンでもありました。
玄之介は制約まで持って行けないなよっとした人ではあるんですが、
小梅の教えを吸収して、自らお客さんの悩みに気づける柔軟性も持ち合わせていて。
一方で、小梅も完璧な人間という訳ではない。
お客さんの依頼や、昔ながらのやり方で周りとの信頼を築く工務店を通して、
2人の仕事観もリノベーション=成長していく…そんな作品でもあるんですね。
メインパート自体は想像はついていたけれども、家は思い出そのものであり、
リノベーションによって新しくなるだけが良い事とは限らない…という基礎的な教えを、
登場人物の個性と絡めながら初回で語ってくれた、
お仕事ドラマとして頼もしい仕上がりになっていたと思います。
強いて言うなら、たたでさえ好き嫌いが分かれる癖の強い演出が施されている上に、
初回はどうしても欠かせない初期設定の紹介もプラスされて、
描くべき内容が絞り切れていない感じがしたのは気になりましたが(笑)
まぁでも…人物紹介が済んだ以上、次回以降は見やすくなる可能性が高いかもしれません。
あと気になるのは、ライバル会社の描き方が悪どくならないか…って所なんですけど、
そこはコメディでお馴染みの上田誠脚本×瑠東東一郎監督作品なので。
小ネタと人情劇を程良く落とし込んだフォーマットは
大きく崩れないだろうという安心感があります。
ラストの、ふくろうを復活させたのをさっと見せるくだりなんかは、
小梅もちょっとずつ周りを受け入れようとしている
機微な”心の動き”が感じ取れて、何だかほっこりさせられました。
最後は温かい気持ちになれるし、登場人物から優しさが伝わってくるし、
短期間でヤンキーからバツ2の営業マンに転生しても違和感のない
間宮祥太朗さんのコミカルな演技も味わえる。
とにかく、月10枠になってから、
久々にちゃんと見る気になれる作品が出てきて良かったです(笑)
次回も楽しみですね。
Source: りんころのひとりごと。
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