エピソード0を境に、徐々にエンジンがかかってきてますなぁ。
まるでオセロのような展開。
序盤は大山(渡部篤郎)側がアバランチの動きを様子見するために
小さく小さく駒を打っていって、
羽生(綾野剛)がそれを「互角に戦えている」と思い込んでいるのを良い事に、
中盤からはたった一手で全ての駒をひっくり返してしまう…みたいな
緊迫感の漂う内容で、ついつい見入ってしまいました。
でもって、ただのシリアス強めのサスペンスって訳でもなくて、
所々にツッコミ甲斐のある要素も含まれていて、別の角度でも楽しめる作りは
関テレ制作ドラマでは結構新鮮なのかもしれません。
↑迂闊だったら迂闊なままで引き込まれる事がない印象があるので
それで一役買っていたのが総理(利重剛)の存在だなぁ。
2組に振り回される THE・おぼっちゃま気質な彼が、
頭脳戦による疲れを癒す”おやつ”的なアクセントになっていて、実に良い塩梅で。
1話内の登場だけではあまりにも惜しいくらい素直で可愛いキャラだったんで、
本編とは完全に切り離して、総理の1日をスピンオフで見てみたいと思えるほどには
楽しませてくれました(笑)
最初は個人的に好みではなかった生配信での制裁も、今となっては意味があったのかなぁと。
暴力で傷つけず、あえて晒し上げる形で悪を暴いていくスタイルが共感を呼び、
支持してくれていたはずの視聴者が、
印象操作されたニュースをきっかけに手のひら返しするようになり、
1つ1つの呟きが「アバランチ=人殺し集団」という負のイメージを作り上げていく。
ネット世界ならではの恐ろしさ…ってやつですよね。
しかし、報道を鵜呑みにしない人がいる事も事実。
Twitterで自論を唱えたらバズったとか、全然あり得ますもんね。
それに一番近い存在が記者でしょう。
アバランチの動きを追跡する立場である彼がどう理解して、
どんなアクションを示してくれるのか…
雪崩抑制は、彼の動きにかかっている感じがあります。
仲間になりそう…と言えば、やっぱり桐島(山中崇)も。
大山の企みを把握し切れなかったくらいですし、味方側につくのも時間の問題ですね。
前々から恐れていた「仲間の退場」の件は、今の所はまだ犠牲者が出ていないにしても、
拉致されたり分かれたりとバラバラになりつつあるのでちょっと心配。
最後まで全員揃った上で大山に勝つラストが見たいです。
↓前回の感想はこちら↓
Source: りんころのひとりごと。
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