正直不動産2 1話 感想|新キャラの紹介もしつつ、安定感ある初回!

ドラマ

 

 

永瀬(山下智久)のかつての師匠でもありライバルでもある

神木涼真役にディーン・フジオカさん。

うんうん…まるでドラマ用のオリジナルキャラクターとして

起用されたかと思うくらいには、すっごく適役!

山下さんとはまた違った端正な顔立ちですし、紳士的な佇まいですし、何しろイケボなので、

「悪魔のような営業でお客様の心を鷲掴みにする」人物だと言われるのも頷けます。

軽快なタップダンスを披露しながらの登場の仕方も、様になってしまう。

モンテ…を彷彿とさせる、ヒゲもじゃ姿の頃の神木は

整形前の設定だったんだろうかというのは置いといて(笑)

一見爽やかで非の打ち所のない笑顔の裏に

胡散臭さも滲ませる演技も含めて、強烈な印象を残して下さいました。

 

冒頭から登場人物について触れまくりましたが、内容自体も最後まで見ていくと…

本当に上手〜くまとまっているんですよねぇ。

シーズン2からの新キャラは他にも、登坂不動産に転職してきた藤原(馬場徹)がいて、

永瀬のライバル2人を描こうとすれば、人物紹介で終わってしまいがちなんですけど、

本作の場合はそこに終始せず、2人の設定を絡めながら

最終的に”主人公の物語”に仕立て上げているんです。

 

流れに沿って書くとするなら…

「有名って、それは人が認めたことでしょ。己の目で見て決めなきゃダメ。」

という、今回のテーマを匂わせるかのような石田(山﨑努)の発言があった後に、

藤原の売上成績で差を大きく開かれ、さらに畳みかけるように神木の手強さを描く事で

永瀬がいかに窮地に追い込まれているかをさり気なく提示して。

登坂(草刈正雄)からは「永瀬、お前どこ向いてるんだ」、

月下(福原遥)からは「なんかビビり過ぎです」といった

気遣いの言葉も時々盛り込みながら、彼が今、迷いがあったり不安を抱えたりしている

状態である事を徐々に強調する。

 

でも、神木の仕事ぶりややり口を中盤まで徹底して描いたからこそ

弱点も浮き彫りになってくる訳で…。

1位になる事に取り憑かれているが故に見落としがちなお客様の”本音”に永瀬が気づき、

そこから一気に形勢逆転する痛快撃ももちろん面白かったのですが。

その出来事のお陰で自分に足りないものは自信だと分かり、

ライバルに振り回されずに、これからもお客様に真っ直ぐ向き合おうと

改めて決心する「原点回帰」的なオチは実に初回にふさわしく、

今後の活躍に胸を膨らませたくなる…そんな1時間だったと思います。

 

今夜の放送2時間前に駆け込みで見たSPも、新キャラの登場をチラ見せしていた事、

放送尺が他の枠の初回拡大版と同じ1時間半であった事、

おさらいがてら、シーズン1の頃の回想が適度に差し込まれていた事から

SPというよりかは初回っぽい話だなぁと思いながら見ておりましたが、

これはこれで、ちゃんと物語のスタートを感じさせる”らしい”内容になってましたね。

 

新キャラで言えばもう1人、新人の十影(板垣瑞生)もいますが、

永瀬と藤原も永瀬のライバルの立ち位置で登場してきているだけに、

彼のほどほど志向&マイペースさがちょうど緊迫感を和らげてくれて、

良いアクセントになるのではないでしょうか。

 

シーズン2からはメイン脚本家の根本ノンジさんの他に

初担当の清水匡さん、木滝りまさんも執筆されるそうで、

回によってブレが生じないかと若干心配したりもするのですが…原作がついているので。

とりあえず、今期の中では安心して見られそうな気はしております。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加しております。
ポチッと押していただけると嬉しいです♪

にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ

 

 

Source: りんころのひとりごと。

コメント

タイトルとURLをコピーしました