ケンカで勝っても人生が変わる訳ではないと考えている剛(間宮祥太朗)と、
将来の事は放置して、ケンカの日々や仲間とのつるみで現実逃避しがちな
魔苦須の面々の出会いねぇ…。
何だか現実味が帯びてきましたね。
前回でも陣内(柳俊太郎)が、猛(満島真之介)が1年経って丸くなってしまった事に
言及していたシーンもあったから余計に…。
ヤンキーになるきっかけは牧野(鈴木ゆうか)だけにとどまらず、
どの人も居場所がない寂しさを埋める所から始まって、
剛に関しては、元々家族からの愛情をもらって
ヤンキーに育ったレアケースではあるんだけれども、
いかなる理由であっても「自分はこのままで良いのか?」という壁にはいずれぶち当たる。
ケンカで天下をとる事が、必ずしも楽しい学生生活を送る事とは同義とは限らない、
剛の葛藤や切なさを痛感するお話でした。
猛も今回の件で大体察したでしょうね。
何か迷いがあるんだろうなっていうのが分かりやすい、
ちょっと狼狽えながら答える剛に対して深く問いただしはせず、
苦い笑みを浮かべて、あくまでも弟の気持ちを尊重する所が”兄貴”っぽいなぁと。
そして、兄が気づいているのも剛は知っているけれども、それ以上は何も言わない。
弟がついた嘘には、明るめな嘘で返す。
両者とも「家族で幸せな関係を保ちたい」思いやりから来ているのは共通していても、
相手の心の内を察してからは、どう踏み込んで行けば良いのかは分からない…。
若さ故の青臭さというのか、自分なりの男の意地というのか、
夕焼けと、昭和の学園モノらしい雰囲気が漂う土手の景色なのも相まって、
2人の情に熱い兄弟愛エピソードにも魅せられました。
後半はいつものドタバタエピソードにはなってしまったものの、
前半は男同士の恋バナやラブレターに…個人的に見てみたかった”青春あるある”も
今までよりも多めに見られたのは嬉しかったです。
今回で少し地盤を固めた所で、次回からはまた興味深い話になりそうですね。
まさか吟子(原菜乃華)があんな形で関わってくるとは思わず…そう来たか!と(笑)
若干「世にも奇妙な物語」ちっくですよねぇw
↓前回の感想はこちら↓
Source: りんころのひとりごと。
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