まぁ…最後の解決方法が腑に落ちたものだっただけに、
今回の話はマトモに仕上がっていたのかしら…。面白いかどうかは別として。
ただでさえデイドクターから罵声を浴びせられる
“ナイトドクター下げ”の描写がされまくっているのに、
今回では、後輩の脳外科医がサクッと執刀出来て
自分は何も出来ない無力さを痛感した成瀬(田中圭)の様子が早々に盛り込まれたり、
深澤(岸優太)の話を聞いたりしている限りでは、
「救急の仕事に就いていると専門的な勉強が出来ない」「最新技術のための腕も磨けない」
だから、ナイトドクターは”救急のプロ”ではなく”踏み台”でしかない…とも考えられる
負のエピソードが続いていて、
医療ドラマなのに、そこに配属されている医者達に誇りが感じられず
情けない印象が残ってしまうのではないかと途中まで見てきて不安だったんですが。
成瀬は成瀬で、専門医が手術しやすいように夜通し患者を管理する形で
ナイトドクターとしての使命を果たし、
彼をきっかけに、部下達も二足のわらじを履く働き方を
決意する流れに落ち着いたのはホッとさせられました。
しかしねぇ…八雲先生(小野武彦)が
「朝まで患者の命をつなぐ医師。ナイトドクターですから」
なんてかっこいい事言ってましたけど、今までの回を見ているとピンと来なくて。
なぜ今更「デイドクターとの連携」を…?
ついでに言ってしまえば、なぜ今更「チーム内での役割分担」の提示を…?という、
勿体ない気持ちが強いです。
実際、成瀬がいてもいなくても成立するような描写ばっかりでしたし、
“朝まで責任を持って働く”という見せ方をしたいんだったら、
昼の時間にスイカ割りしたり、キャンプしたり、合コンに行ったり、屋上でダベったりと
遊び呆けている場面の方に尺を多く割いている事が大問題。
今回のやり取りを早い段階で描いていれば、本作に対する見方も変わったかもしれません。
神対応!!とも思える後輩の脳外科医もナイトドクターの良さを認めてくれた事ですし、
せめて、もう他部署からのディスりはやめて欲しいんですけどね。
そして、中の人が多忙だからなのか分かりませんが、
個人的に一番存在感の薄かった桜庭(北村匠海)は…
胸を抑えるシーンがあった辺り、次回は本格的に出番がある感じでしょうかね?
↓前回の感想はこちら↓
Source: りんころのひとりごと。
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