やんごとなき一族 1話 感想|ツッコミドラマとして見たら良いの?

ドラマ

 

 

まぁ……やっぱり深夜向きのドラマでしたね。

そして、本作のカラーを考えると、やっぱり「木曜劇場」枠ではなくて

テレビ朝日の「金曜ナイトドラマ」枠の方が合っていたような気がします。

 

金曜ナイトドラマ関連で言えば…

原作となった漫画を描かれた作者・こやまゆかりさんは

その枠で2018年1月期に放送された「ホリデイラブ」の作者でもあります。

なので、上記の作品をご覧になった視聴者の方なら分かってくださると思いますが、

描きようによっては、顔芸や独特の台詞遊びなど、役者さんの弾けた演技を存分に楽しむ

ツッコミドラマになる可能性は秘めているとも言えるんですよね。

では、本作の初回はどうだったかと聞かれると…

うーん…物語を順を追って進行しようとする真面目さが足枷になっていない?感漂う

どっちつかずの内容で終わってしまったのが残念。

一言で言えば、面白くなりそうでならなかった…と言った方が良いんでしょうか。

 

まず、全体的に説明・状況台詞が多いんですよね。

本作の概要を読んでいる限りだと、庶民の家庭で元気に育った佐都(土屋太鳳)が

大金持ち間での習わし・生活にギャップを覚え、一瞬心折れそうになりながらも、

小さい頃から培ってきた根気強さで深山家に立ち向かう…

言わば、火花を散らすバトルを描いてこそ、本作の面白味に繋がると考えているんですけど、

その”兆し”が見えたのは11時頃という遅さ。(あれ…昨日の感想でも…w)

それ以前は家族での揉め事だの、佐都が大豪邸でのルールを学ぶ姿だのが

ゆ〜っくりと描かれていたので、テンポの悪さは否めませんでした。

私が先ほど「どっちつかず」と書いた理由もそこにあり、

説明臭さを多少減らして、早めに主人公の負けん気な性格を提示していれば、

見た目は上品・中身はゲスい深山家の人々を演じる役者さんの

振り切った演技を堪能出来たと思うのです。

 

あとは…”アフター・シンデレラ・ストーリー”とうたっているから

婚約期の頃の描写は大幅に省略したって所なんでしょうけど、

これが夫婦への魅力の感じづらさ・応援しづらさの要因になったんじゃないかなぁ…と。

そもそも、2人がどれだけ愛の絆で結ばれていたか、

家庭環境の違いから来る苦悩に耐えながらどんな風に支え合っていたかが掴めないから、

「頑張れ!負けるな!」って気持ちよりも、

「うわ〜…もうこんな差別する家、私だったら願い下げだわ…」って

気持ちの方が勝ってしまう訳で。

本題はそこじゃないにしても、2人が結婚する覚悟をした背景…ルーツみたいなものは、

最低限でも”おとぎ話”風に、挿絵を1ページずつめくりながら見せていくといった形で

紹介してみても良かったのかもしれません。

まぁ、回を重ねるごとにその背景が出てくるのであれば、話はまた別ですが。

 

松本若菜さんの顔芸や、石橋凌さんの癖の強い発音は面白かったので、

今後徐々に本領発揮していくであろう木村多江さんも含めて

ツッコミドラマとして見れば楽しめるんでしょうけど、

もっと弾けて欲しい…というのが本音ですね。

気軽に見る分には悪くありませんが、感想は初回のみとさせていただきます。

 

 

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Source: りんころのひとりごと。

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