おいハンサム!! 1話 感想|どことな〜く物足りない?

ドラマ

 

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金曜10時の「しもべえ」で安田顕さんの演技を楽しむように、

本作では吉田鋼太郎さんの演技を楽しむドラマだと思っていたんですが…

何だろう?どことな〜く物足りなさを感じてしまいました。

吉田鋼太郎さん演じる昭和の頑固な父親が繰り広げるドタバタ劇で家族を巻き込んでいく、

コメディ強めのホームドラマなんだと

私が勝手に想像していたのもあったのかもしれませんが…

そうでなくても、”ホームドラマ“としても”コメディ”としても

どっちつかずで終わってしまったような気がします。

まぁ、率直に言ったら…いろんな意味で抑揚が足りないと言った方が近いですかね。

 

例えば、主人公の描き方。

後半の、丁寧な接客でもてなすおばあちゃん店主の真心を体感し、

そのお返しにと、感情をあまり表に出さない新人も、

にしん蕎麦の汁を美味しそうに平らげる形で

真心を持って味わうようになる…といったシーンで、

ようやくホームドラマ由来の”ハートフル”な雰囲気を味わう事が出来たものの…。

この手の流れは、源太郎(吉田鋼太郎)の

「頑固で面倒臭い父だけど実は優しい」といった性格面でもっと表現した方が、

彼が「ハンサム」と言われるのにも説得力が持てたんじゃないでしょうか。

 

あとは単純に…笑いのツボが微妙に合わないんですよね。

全く笑えなかったとは言いません。

でも、「今時、わざわざ言葉にするのかな?」と思える下品な台詞が一部見受けられたり、

特段挿入する必要もなさそうなシーンややり取りを多用したり、

CMの入り方にブツ切れ感を感じさせたり…と、演出面で引っかかる事も多かったです。

それは多分、普段プロデューサー業をやられている山口雅俊さんが

今回は演出にも関わっているというのが大きいのかもしれません。

お陰で、吉田鋼太郎さんを筆頭に、

コメディが出来る方々をせっかく揃えているのに…という勿体なさが…(汗)

「コメディを得意とする監督」で考えるとすると、

例えば、福田雄一監督だったらおふざけが過ぎる可能性があるので、

本作を瑠東東一郎監督が担当していたら、

作品から感じる中途半端な印象もなくなったのでは?とも思えてなりませんでした。

 

先ほど放送された土曜ドラマ枠の「わげもん」は小難しさが先行し、

次回も見てみたい気持ちに駆られませんでしたし、

来週放送される「逃亡医F」や「鹿楓堂よついろ日和」は期待値が低いので

本作が心から楽しめる作品だったら良かったんですが…

私の好みには合わないみたいで、残念です。

 

しかし、本作が何を伝えたいのかは少し見えたので

次回も一応様子見はしてみますが、感想は今回のみにする予定です。

 

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Source: りんころのひとりごと。

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