面白くて良かった〜…というのが第一の感想。
何というか、アバンの時点で面白い!これは期待出来る!と大絶賛するよりかは、
とりあえず…の感覚で、話題合わせのために1冊だけ読むつもりだった漫画を
結局徹夜して全巻読破してしまうかのような、
そんな不思議な面白さがありました。
これ…原作未読の方が衝撃度が強くて、純粋に楽しめるのかもしれませんね。
主人公の語りだけで展開されていく構成に、
「え?え??本当にこのまま進めていく気?」と目を疑いましたもん(笑)
基本的にワンシチュエーションのドラマらしく。
ミステリーでは定番の、警察や名探偵が捜査して手がかりを掴む過程もなく、
整(菅田将暉)の思いつきの言葉だけで刑事たちの心をもみほぐし、手がかりも得て、
最後は真相にも辿り着く…
ある意味主人公”ありき”の話になっているのを考えれば、
確かに「ミステリと言う勿れ」というタイトルにはぴったりな仕上がりでした。
ワンシチュエーションが故に、途中までは絵面が少し地味で、
(キャスティング部分は無視した状態で)月9じゃなくて
ゆるく楽しめる深夜ドラマ向きだったのでは?とも思いましたが、
その分、全ての謎が解けてからの怒涛の畳み掛け方には
ひたすら「すげー!by 江本」と圧倒されっぱなしで。
最後まで見てみれば、話題を集めやすい月9枠で、この原作の実写化を持ってきたのも納得!
展開がとにかく斬新で、惹かれます。
今後は整が 刑事の風呂光(伊藤沙莉)と江本(尾上松也)に巻き込まれるくだりが
本作のフォーマットになりそうな気がしますが、
どう説得されて巻き込まれるのか?どんな流れで事件捜査に関わる事になるのか?も
見所の1つとなる予感がさせられました。
そして…正直、期待と不安が半々だった”台詞”の部分。
予告の時点で台詞量の多さが特徴の作品である事は察していたから、
この枠の最近の作品を考慮すると、
視聴者が分かりきっている事まで台詞に起こして”お涙頂戴”にし、
終いには語り過ぎになってしまうんじゃないかという所に最も懸念を感じていたので、
あくまでも”会話”に落とし込んで
物語を進めようという意思が伝わってきたのにもひとまず安心。
強いて言うなら、劇伴(主にクラシック音楽)の音量が大きく、
そのお陰で整の声が小さく聞こえてしまう勿体なさとか、
藪(遠藤憲一)への星座の意味のくだりで感動を後押しするような劇伴が流れるだとか…
とにかく劇伴にチグハグさを感じさせはしましたが。
まぁ、特に後者に関しては、もっとヒステリックで仰々しいメロディーになるんじゃないかと
身構えていた所もあったので、個人的には許容範囲で収まりました。
という訳で、完全に視聴&感想執筆決定です。
月曜日は他の2本も楽しみにしているので…ひょっとしたら豊作の日になるかも?
Source: りんころのひとりごと。
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