「何者かで居続けるのって、もっと大変なんだなって」
こりゃ刺さる人には刺さるよねぇ…。
言葉遣い・礼儀作法を教えてもらい、
自分のペースで着実に成長し続ける姿を見せる航(渡邊圭祐)と、
そんな彼から出る飾り気のない言葉にハッとさせられ
今の自分に自信を持とうと勇気づけられる泉美(比嘉愛未)の
持ちつ持たれつの関係…なんて微笑ましい事か。
主題歌も良い仕事してましたよね。
泉美が泣いてしまった時になぜかハンカチじゃなくてお手拭きを差し出すという
一見ガックリする行動でも、Uruさんの柔らかな歌声とゆったりとしたメロディが流れると、
その完璧になりきれていない所が可愛らしく映ってしまう不思議。
社長を傷つけている相手に水をかける思い切りの良さも含めて、
あんまり世間の言う”常識”に染まり過ぎない程度に育って欲しいなぁ…と思わされました。
教育している割には部下に何もかも任せっぱなしで、会社に連れてきた張本人なんだから、
まずはマンツーマンで言葉遣いとかビジネスマナーとか学ばせて、
社会に立つのに相応しいくらいのレベルになってから専門職の仕事を覚えさせれば良いのに…とか、
有栖川(瀬戸利樹)じゃなくて光井(ディーン・フジオカ)の方が面倒見が良いから、
メンタルケアラーとして定期的に面談する機会を設けても良いかも…とか
色々ツッコミどころはありましたけど。
航には割と記憶力や学習能力が備わっているので、
文句は言っても三日坊主で終わる事はなさそうなのが救いです。
初回で真面目過ぎる印象が強かった比嘉愛未さんの演技も心なしか、
(まだ真面目さは残っているものの)語尾の残し方や抑揚のつけ方で
大分コミカルな方向に傾いた気がしています。
特に、床に落としたものを食べる航に対して言ったモノローグ
「落としたものは食べないいいぃぃぃ」の「ぃぃぃ」の勢い余った感じが好きでしたw
初回よりも今回の方がより”本質”が見えた内容になっており、
今後を見守りたい気持ちがより強まった1時間だったと思います。
…ところで、航が一応高校も通っていたという設定、
なんか間違えてませんかね(笑)
漢字も丁寧語も分からないもんだから、てっきり親が育児放棄していて、
義務教育課程の時もまともに学校に通わなくて、
道端に落ちたものを食べる術を身につけるくらい貧しい幼少期を過ごしていたんだと
勝手に思い込んでいたんですが…
うーん、高校生だった時期があるとなると、
その高校は一体どんな教育をしてきたのか気になりますよ。
そう言えば、親が出て行った?回想もありましたし…
高校の同級生の古河(白石聖)がインターン生としてやって来たので、
そのうち彼の人生に触れる展開を待つしかないですね。
↓前回の感想はこちら↓
Source: りんころのひとりごと。
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