なるほどねぇ。
個人的には前回で「ドラゴン桜」と重ねて見てしまっていたけど、
中学受験と大学受験の違いが何なのか、なんとなく分かってきた気がしました。
「合格させるためには」じゃなくて
「勉強を楽しいものにするためには」どうしたら良いか?を
受験者と保護者含めた”チーム”で考える事に重きを置く話なのかもしれませんね。
今回は加藤匠(山城琉飛)のエピソード。
佐倉(井上真央)の対応が思いがけない形で騒動になるくだりは
前回とパターンが一緒で、展開に捻りがない気がしましたし、
匠がぼーっとしているのは何かを注視しているからで、
それが後に才能を見つける手がかりになるんだろう…と読めはしましたけど。
黒木(柳楽優弥)の提案方法は、
実は平等に子供達の”可能性”を見てくれている…と思わせてくれるには
今回の方が説得力のある内容になっていて、概ね満足出来ました。
母親の苦労について触れていたのも良い。
自分時間を満喫するよりも、受験を選んだ息子。
最初は少しでも彼をサポートしようと家事やら弁当作りやらに励むものの、
尽くせば尽くすだけ無意識にストレスが溜まっていって、
そのストレスを誤魔化す対象が息子に向かうほど余裕がなくなって…
だから「趣味も封印させて可哀想」って言葉が出たんだろうなぁと。
愛情という名の思い込みは視野を狭くするから「狂気」なんだろうと、
黒木の言っていた事にもちょっと頷かされました。
ただ…どうなんでしょうね。今後どういう展開で行くつもりなのかは掴みづらいです。
前回と今回みたいに1人の生徒と向き合う展開でも別に良いんですが、
それは勉強を好きにさせる点においては「中学受験」が絡まなくても成立出来そうな話ですし。
全体的に余分な所も多く、塾講師が何人もいるにもかかわらず、
基本 物語を大きく動かしているのが佐倉と黒木の2人っていうのがスローテンポに感じさせて、
このままだと終盤の方が駆け足になりそうな予感もさせますし…
要は、まだまだ「どこを見せ場にするか」の整理整頓は可能だと思うんです。
それに、受験までの日数を表示して「中学受験」がテーマの作品である事を漂わせている割には、
ピリッとした雰囲気が伝わって来なくって、釣り合っていないのも勿体ないかも?
次回はΩクラスの花恋(田中絆菜)に焦点が当たるので、
そこらへんが少しでも改善される内容になる事を期待しております。
ところで…お母さんがリカ 高岡早紀さんっていうのは分かり過ぎるキャスティングですね(笑)
↓前回の感想はこちら↓
Source: りんころのひとりごと。
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