相変わらず雑な作りである事には変わりないんですが。
う〜ん…最終章に向けての時間稼ぎと言えど、今回は流石に物語に芯がなさ過ぎですね。
様々な要素を詰め込んでいて連続性がない…なんて言葉では片付けられません。
“書きたいエピソード”だけ書いたら気が済んで、後は投げやりになっているように見えました。
まずは優(赤楚衛二)の強盗に刺された件。
冒頭で空(町田啓太)が騒動に関わっている風に見せた割には冤罪でもなかったし…
本当、わざわざ事件を起こして、命を軽んずる展開を持ってきた意図は何だったのか?
そのまま「ショッキングな展開で視聴者を引きつけたかった」つもりで加えたとしたなら、
不必要も良い所だし、はっきり言ってかなり不快でした。
「会社がいろいろ大変で、ちょっと余裕がないです」って言っているのもなぁ。
正直、仕事や会社の現状よりも恋愛関係のゴタゴタを描いている方が圧倒的に多いからか、
この業績が振るわない状況の中で中間管理職2人が抜けるヤバさが伝わりづらくて
いまいち感情移入出来ないというか(苦笑)
それでも、今回は衛(江口のりこ)の、誰1人抜けて欲しくないし
社員全員大事にしたいという”みんなのママ”っぷりが描かれた。
まぁそこは別に良いんですよ?
一旦立ち止まってそれぞれの関係性を見つめ直す
いわゆるターニングポイントの回だと思えば、
今回のような人柄を前面に押し出した話があったっておかしくはないでしょう。
ただ…問題なのは、今吉(中村ゆり)のケア、
鮫島(菅野莉央)の育児サポート、空の引き抜き(これは今後の話ですが)と、
衛が”友達”として守りたい仲間たちの悩める姿をちらほら描いた割には、
いつの間にか夏、さらに1年4ヶ月も飛ばして
それぞれの動向がどうなったのかを見守る余地も与えずに端折ってしまった事と、
あれだけガツンと励ますシーンがあったにもかかわらず、
今吉を傷つけた犯人もあっさりとした台詞で済ませてしまった事。
そこで、やっぱり再び疑問に思う。
優が強盗に刺されるくだり、必要でした?
そんなエピソードを入れるくらいだったら、せめて時間経過させるんだったら…
“社員”ではなく”友達”だと思っている衛が仲間を献身的に支えていく過程を見たかったです。
ラストは初回の衛を彷彿とさせる衛のキャラ変…
本当、どんな方向に向かってしまうのか。
今回で第2章って言ってたのに、次回はもう最終章に突入するみたいですし。
面会で満面の笑みで登場してきた一ノ瀬(戸次重幸)からの
イタタタタ…な胃痛のCMの流れが一番面白かった…なんて言っちゃだめかしら?(苦笑)
↓前回の感想はこちら↓
Source: りんころのひとりごと。
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