
私は野木亜紀子さんの作品を全部は見ておりませんが、
本作はきっと、いろんな脚本家の作品を見ながら刺激を受けて、
私もSFを取り入れた話を描いてみたい!私だったらこうしたい!
そんな意欲が湧き上がって生まれた作品なんだろうな…と思えてきます。
何というか、実験的な感じがするんですよね。
序盤だと社会の闇を仄めかす描写があり、2話のラストではショッキングな展開で惹きつけて、
2話までの時点だったらシリアスの面が強かったように思うんですけど。
今回の内容を見ていると、カプセルを飲んだ四季(宮﨑あおい)に
布巾のシミを消させてみたり、
ダンゴムシに話しかける半蔵(宇野祥平)のほのぼのした描写だったり…
なんと次回ではヴィランとのバトルシーンもあるらしく、
コメディ、ヒューマン、ミステリー…1話ごとに、しかも1話の内容でも
いろんな顔を見せてくるので、本作が一体どこに向かうのかが未知数なのです。
でも、そんな状態でも面白く感じられるのは、「エスパーだとバレてはならない」
「人を愛してはならない」というルールが定められているから。
しかしルールがあるにもかかわらず…
能力をミッション外で使う上に、我々は能力があるから無敵だと思い込む。
いくら夫婦の設定とは言え、文太(大泉洋)は四季とデートをし、
お揃いのものを身につけて、終いには愛の告白もする。
2人がハグしている所を第三者に見られる。
文太たちがただの人間ではない事が市松(北村匠海)にバレても
あの感じなら大丈夫だろうという謎の根拠で、兆(岡田将生)への報告を疎かにする。
桜介(ディーン・フジオカ)の接近により、
息子・紫苑(新原泰佑)にも実父だと既に知られている。
…で、ラストではなんと、四季もエスパーに。
もう、どこもかしこもバグだらけです(笑)
何かしらの制約があるとスリルが生まれるものですが、
こんなにもバグが多いと、もはやカオスで笑えてくるんですよねぇ。
四季の能力は「ちょっとだけ」どころじゃないですよね。
十分な戦力になりそう(笑)
あれ以来カプセルは飲んでいないはずなので…
「愛してるよ」がトリガーになったのかどうか。
まぁいずれにしても、深く考え過ぎずに、目の前で起こる出来事を純粋に見て楽しむのが
本作の一番の楽しみ方なのかもしれません。
↓前回の感想はこちら↓
Source: りんころのひとりごと。




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