この素晴らしき世界 1話 感想|烏丸マル太の正体が気になって気になって

ドラマ

 

 

そう言えば、本作のポスタービジュアルって

初期のピンク背景×赤字の頃の記憶で止まってたな…と思い、公式サイトをチェックしてみたら

上の↑ミュージカル仕立てのデザインに変わっていたので、

遊びをふんだんに取り入れた愉快な話が見られるんじゃないかと期待していたんですが。

何だか、思っていたのと違った…って感じの初回でしたね。

 

若村麻由美さんや木村佳乃さん、沢村一樹さんなど、個性豊かな役者さんが集っていますし、

「ごく普通の主婦がある日いきなり大女優のなりすましをする事に!?」という

荒唐無稽な設定なら面白くなりそうなのに、

劇伴はゆったりしているし、演出にはメリハリがないし、話の進みは遅いし…で、

それらを上手く調理出来ていないようなむず痒さを覚えました。

 

序盤の日常パートに関しては、

古い洗濯機を用いての天丼(=同じ事を繰り返す手法)だったり、

赤ピーマンとパプリカで、妙子(若村麻由美)がこれから

大女優に擬態する事を仄めかしていたり、

「もう3年くらい経つか?」「(丸まりっぱなしの靴下を見せながら)何が〜?」のやり取りが

<洗濯機を買った時期>と<夫に不満を持ち始めた時期>のダブルミーニングになっていたりと、

所々に洒落を効かせていて悪くなかったんですけどね。

やっぱり…主人公からしたら華々しい世界であるはずの女優パートが

日常パートの雰囲気と同等に描かれてしまったのが痛手だったかと思います。

内容にしたって、今回は記者会見がゴールにはなってしまうし、

本作がどんな話なのかは既に解禁されている訳ですから、

もうちょっとテンポ良く展開していって欲しかったです。

 

そして、予告映像で薄々感じてはいましたが…

若村さん演じる妙子、変装しなくても既に女優のオーラが漂ってましたよね?

“ごく普通の主婦”の時点であまりにも綺麗なものだから、

個人的には、そりゃカツラ被ってるから…ってのもあるけれども

変装した状態だとコスプレ感の方を強く覚えてしまいましたよ(苦笑)

この手の作品って、元の素材が良く撮れていると、ビフォーアフターの差がなくなって、

いざ大変身を遂げた時に盛り上がりに欠ける気がするんです。

だからこそ、老けメイクと老けて見えるような演技指導で

カバーしていただきたかったなぁ…とも思うのでした。

 

元々は鈴木京香さんが主演の予定だった本作ですが、ご本人も女優のオーラが強いですし、

この作風となると、どちらも同じ印象を持つ事になっていたかもしれませんね。

で…「脚本家・烏丸マル太」の正体の件は、

事前に噂されていた某大河ドラマの方は自ら否定されたそうで。

「30年くらい経った今、引き出しの奥から引っ張り出した」企画であるという発言からして、

もしかして、プロデューサーが脚本家も兼任されているのでは?なんて考えております。

 

思ったよりも内容に惹かれなかっただけに、このままだと

一番の楽しみは「果たして、烏丸マル太が誰なのか?」になってしまいそうです…(汗)

前時間のドラマが来週お休みなので、一応次回も感想を書く予定でいますが、

3話から視聴のみに切り替える可能性大ですね。

(※時間が遅くなったため、前時間のドラマの感想は日曜までに投稿する事にします…)

 

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Source: りんころのひとりごと。

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