テイストは違うとは言えこの枠でまた医療モノ、
そして前期に続いて「大自然×救助」を扱ったドラマをやるのか…
この時期で杉野遥亮さん主演なら「ばらかもん season2」の方が見たかった…
という事で、視聴にあまり気乗りしていなかった本作。
いざ視聴してみても事前に抱いていた印象は変わらずで、
普段着で登山する若者たちとか、登山が生きがいの宇田(螢雪次郎)とか、
「問題ないですし、大丈夫だとは思いますが」と宇田に言ってしまう歩(杉野遥亮)とか
(↑まぁこれに関しては、個人病院でもないのにカルテで情報を共有しなかった
江森(大森南朋)にも落ち度はありますが…)、
ほ〜ら言わんこっちゃない!とツッコミたくなるベタなエピソードが続いたのと、
整形外科医なのに1人でヘリに乗せて1人で応急処置をさせる違和感。
あとはどうやら、若手医者が周りから刺激を受けながら成長する物語の路線になりそうな点から、
途中までは、やはり「医療ドラマあるある」が詰まったごく平凡な作品に
なるんじゃないかと微妙に感じていたのですが。
ラストまで見ていくと、初回はあくまでもエピソード0であり、
たった数分で1年後に飛ぶという斬新な作りには、少しだけ意表を突かれるものはありました。
もう1つ懸念点だった歩のトラウマ描写についても、
過去をダラダラ描き続けた故に視聴意欲が徐々に削がれていった
「ブルーモーメント」の件もあり、また延々と引っ張るのではないかと心配だったのですが。
真相を1話内で描き切り、実はイマジナリーだった兄にもしっかり決意表明をする形で
もう過去のトラウマは引きずらない旨を示した所も潔かったと思います。
で、次回からが本番という事で、国際山岳医の資格をとった歩率いるMMTが
本格的に活動する話が描かれるんでしょうけど…
でも個人的に、次回以降に期待したい!と言いづらいのは、
どうしても設定が「TOKYO MER」「コード・ブルー」「ブルーモーメント」と
重なってしまうから…なのかもしれませんね。
チーム医療モノで、設立してそんなに間もないとなれば
医者同士での衝突は当然起こるだろうし、
チームワークが生まれるのにもある程度の時間はかかる。
専門領域はそれぞれ違えど、作りのテンションは似通っているのではないかな…と思い、
どうも既視感が漂った作品になりそうな気がしてならないのです。
という訳で、特に不快には感じなかったものの、
無事に頂上まで登って下山(=完走)出来るのかどうかは不明…。
月曜日は21時の方を優先したいため、本作の感想は初回のみとさせていただきます。
今後書くとしても、雑感集くらいかな?
Source: りんころのひとりごと。
コメント