こんばんは!りんころです。
今週までで視聴したドラマの一部の感想を、掲載していこうと思います。
こうして並べると、何だか話が停滞気味なドラマが多いような…(笑)
※タイトルをクリックすると、その感想のページに飛びます。
366日 4話(4/29放送分)
すっかり群像劇になってしまっている本作。
なんかもう…遥斗(眞栄田郷敦)が全く関係なくなっているような。
彼は意識不明の状態だから、目覚めない限りは
明日香(広瀬アリス)との2人の物語を進められない。
その事情は分かるんですけど、「12年越しに叶った恋愛」を売りにした作品なんですから
2人の間で話を膨らませる工夫はもうちょっとあっても良いと思いますし、
膨らませられないなら膨らませられないで、
最初から安易に病気の設定を加えないで欲しいと思ってしまうのです。
前作も本作も病気を扱ったラブストーリー。
で…月9はここ4作品連続で群像劇仕立てにして、あちこちに辛い設定を盛り込む事で
初期設定が霞んで何のドラマなのかが曖昧になったり、
やたらと時間軸を行き来しては見づらさに拍車をかけたり…という失敗を
繰り返しているような気がします。
一応それでも”看板枠”なので、そのうち良い作品を…とは願っているんですが、
どんどん迷走していっているのが残念です。
今回の内容を見て思うのは、明日香以外の同級生たちがそれぞれどこかの時期で
遥斗に会っているという設定にしても良かったんじゃないかなぁと。
親友の莉子(長濱ねる)の場合は、
たまたま遥斗がプロデュースしているお店で彼と再会して、
「久しぶりだね〜」「閉店後時間ある?」なんて言ってから2人でゆっくり昔話した時に、
遥斗の当時の想いや、その後悔をバネにして夢を叶えてきた努力を知る…とか。
そうすれば、莉子の「(明日香は)何かを頑張ってきたことないもんね。」
という一見余計なお世話に思える台詞も、
過去に恋愛に蓋をし、音楽の道を閉ざしてしまった明日香にとって
意味のある言葉に聞こえたんじゃないでしょうか。
ぶっちゃけ、題材的には映画向きだよな…と延々思っていた所で、
ラストでようやく遥斗が目を開ける。引っ張り過ぎです(苦笑)
猫のようにかっ開いた目でちょっと恐怖を感じつつ、
次回予告で、どうやら高次脳機能障害である事が発覚。
軽く調べてみたら、思考・記憶・行為・言語・注意などの
脳機能の一部に障害が起きた状態を指すそうで。
単純に、記憶喪失ルートにはならない予感がします。
Destiny 4話(4/30放送分)
奏「どうしてカオリのハンドルに真樹の指紋がついてたの?」
真樹「そこか」
から始まった回想…
私からしたら「そこからか」なんですけど(爆)
既に何度か見ている当時の事故のシーン、わざわざバカ丁寧に一から見せなくても。
肝心の、真樹の指紋がついていた理由も「でしょうね」という感じですし、
今回で分かったのは、カオリがいかにヤバい人だったか…ってだけ。
相手の死に関わった人ってみんな「自分が殺した」と言いますが、
結局は事故か、精神的に追い詰めてしまった…っていうのが最近のドラマあるあるなので、
その点も捻りがなさ過ぎてイマイチ。
本作の場合は…まさか、記事を見せたくらいで
あそこまでカオリが暴走するとは思えないじゃないですか(笑)
だから何も、そこまで自分を責めなくても〜と思えてしまって、
あまり感情移入出来ませんでしたとさ…。
まぁでも一番の謎は、事実を元に物事を捉えるであろう
検事の職に就いているはずの奏が、誰かの”告白”を鵜呑みにしていた所なんですけどね。
だって…冷静に考えて、疑問は残るでしょう。
同じ車に乗って事故に遭ったはずなのに、
カオリは亡くなり、真樹は軽症で済んで今は普通に動けている。
そもそも、野木(仲村トオル)が素直にカオリに事件の話をするか?とも思いますし。
“告白”が全て真実だとは限らないんじゃないかという気がします。
モヤモヤが残ったまま、また新たな謎を盛り込む…。
もう4話なのに全然進まないのがなぁ。
今回までを初回に収めても支障がなかったのでは?(汗)
ブルーモーメント 2話(5/1放送分)
本作に関しては…前後編にしたのが致命傷ですよね。
その構成だったためか、佐竹(音尾琢真)を救うというミッションまでに
娘を登場させるわ、女性陣で別室で過去話をしているわ、
晴原(山下智久)と園部(水上恒司)で揉め事を起こすわで、
ようやくSDMが本格的に佐竹の救出に動き出したのが開始から20分過ぎ。
20分過ぎならそんなに…と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
前回のラストで、果たして佐竹は助かるのか!?という
見所を残した上での”続き”の話ですからね。
救助活動ともなれば時間との勝負になってくるのに、
「今、それどうしても必要?」っていうエピソードの羅列で、
内容は間延びしていて緊迫感が伝わってこない。
そこに終始、むず痒さを感じながら見てしまっておりました。
中でも個人的にヤキモキさせたのが、晴原と園部の対立。
園部の第一声って、相手を責めるか反対の声ばっかりなんですよねぇ。
いとこを想う気持ちは分かりますが、揉め事を起こすなら
仕事中じゃなくて救出後かプライベートでやって!って話ですし。
その揉めているたった数分で、
佐竹を救える可能性がどんどん下がっていくのに…と思えてしまうんです。
別に仲が悪くても良いけれど、患者とその大切な人の人生を左右する恐れのある
重要な職業だからこそ、目の前の命を救う事だけに集中して欲しいと言いますか。
まぁ、2人の対立は今回で解決しそうなので、そこは安心かな。
あとは…新人の態度にも成長が見えると良いなぁと。
中国語で喋っていたとしても、何となく陰口を言われてる事は分かると思うので、
今のままでは感じの悪い印象の方が残ってしまいそうです。
そして、もう1つ気になったのは晴原の仕事の描写について。
やはりCGや演出で誤魔化しているような気がしてなりません。
基本的に「モニターを見ながら何かを打っている図」を見せられているだけで、
具体的にどんな仕事をしているのかが不明だから、
彼の敏腕ぶりもイマイチ伝わってこないんですよね。
素人なので、何をカタカタ打ってるの〜?なんで数式が必要なの〜?っていうのが
いつも気になってしまいます(苦笑)
例えば…ホワイトボードを使って図解してみるとか、
数年間分の資料を持ち出して調べてみるとか、
少しでも作業をアナログ方式に置き換えてみたら
視聴者にも伝わりやすいんじゃないかと思うんですけど、どうなんでしょう。
SDM全体で言えば…晴原以外、仕事をしていないようにも見えますし。
救助だけなら、前回の感想でも書いた通りレスキュー隊だけでも十分成立する訳で。
わざわざ新部隊を立てたくらいだから、他の部分は他のメンバーが個性・特性を発揮しながら
全方面で活躍する姿も見てみたいんですよね。
Believe-君にかける橋- 2話(5/2放送分)
事前情報も少なかった分、橋作りの奮闘がメインじゃなくて
刑務所が舞台のドラマになるの!?という驚きはありつつも、
時間軸の行き来が唐突で複雑が故に、見づらい印象の方が残ってしまった1話。
(今期のドラマ、事故・記憶喪失・リーガル絡みの設定・時間軸をいじる構成が多いですよね)
2話になって、時間軸を行き来する頻度が極端に減ったのは良かったですが…
今の所率直に思うのは「話が進まない」「方向性が見えてこない」でしょうか。
朝ドラが今週、裁判を取り扱った話をやっていたので分かるんですけど、
ひとまず再審が通らないか、◯年後に飛ばして刑期を満了させないか、
超ご都合展開でも脱獄を成功させない限りは。
つまり…どんな方法だったとしても、塀の中から主人公が外に出ない限りは、
物語が動かないんじゃないかと思うんですよ。
なのに、今回はざっくり言えば「脱獄出来るかどうか」だけで展開していって、
結局、脱獄未遂で終わりって…(汗)
下手したら、1週飛ばしても全然平気なのでは?と思える内容でした。
せめて、丸々1時間使わず中盤までで収められていたら、
まだテンポ良く感じられたかもしれませんが…うーん。
狩山(木村拓哉)で何を描こうとしているのかが曖昧なので、
私の本作への興味は、竹内涼真さんが一人二役を演じられている所くらいでしょうか。
何となく、狩山の味方に唯一つきそうな気がしますけども。
あと…どうしても書きたかった事は…
(いや、相手が…じゃなくて組み合わせが…)
どちらも主演級の役者さんで、バリバリ仕事出来る役を演じられるイメージが強いからなのか。
天海さんはドラマだと大体独身か、結婚したとしても順風満帆には行かない役が多いのも
関係しているのかもしれませんね。
とにかく、ただでさえ事前情報が少なかった本作なので、
3話で方向性がしっかり見えてくると良いなぁと。
開局65周年記念作品という事で、いろいろと気負い過ぎちゃっているんだと思います。
VRおじさんの初恋 16話(4/25放送分)
NHKプラスで1週間遅れ(視聴期間ギリギリ)で見ております(笑)
帯ドラマとなるとすぐに溜まるし、ドラマ被りがあるから録画は出来ないし、
それならNHKプラスで…となると急かされるような感じがしてあまり好きじゃないので、
シーズンごとのドラマが終わりかけの時期でない限りは
「夜ドラ」はスルーしてしまいがちなんですが…
本作に関しては続きが気になってしまって。
ここ最近は、じわじわハマってきております。
何と言っても、「サ終を迎えるVR世界」の設定が上手い事効いているなぁと思います。
主人公・直樹(野間口徹)は独身で、家賃が安そうな部屋に住んでいて、
会社での立場もあまり良い方ではない、冴えない中年サラリーマン。
そんな彼の唯一の憩いの時間はVRゲームを楽しむ事なんですが、
終わりが来ると分かっているから、
一見オアシスっぽい世界観もどこか儚さが垣間見えると言いますか…。
VRで遊び終えて現実世界に戻った途端、
その儚さが先の見えない将来や老後の不安と重なって、一気に哀愁を感じさせるのです。
ホナミの中の人が男性で、ふとした発言からして
彼女も日常生活の中で何か抱えているんだろうなぁとは思っていましたが、
直樹よりも年上で、そう長くは生きられない病気を患っていたとは。
(そして、坂東彌十郎さんのキャスティングも、悪役が多いイメージだっただけに新鮮…)
こちらは恐らく妻を数年前に亡くしていて、娘とも上手くいっていないと考えると、
今までの言動も合点が行きます。
VRの世界から発展して、現実世界でも交流を図るようになるのも意外でね。
お互いにとって、相手との出会いが日常を照らす”光”みたいなもので、
今までずっと孤独を抱えて生きてきた分、幸せになって欲しいとも願いたくなるんですけど、
同時に、「VRと現実をぐっちゃぐちゃ」にして良いのだろうかと…。
パフェとカレーが同じテーブルに並ぶ異質感とともに、VRの持つ脅威を思い起こさせて、
視聴後にはほんの苦味も残るんですよね。
ちょうど折り返しかな。今週は5週目だから後半戦突入か。
どんなゴールへと辿り着くんでしょう。
不思議な魅力につられて、最後まで興味深く見届けたいです…。
Source: りんころのひとりごと。
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