これから書く感想は、2話の時と同じかなぁ。
やっぱり、何を引いて、何をメインに置きたいのか?が
まだ精査し切れていない感じがします。
今回の生後7日の赤ちゃんを取り扱ったエピソードは…
今までの流れ関係なく、”パーツ”として見るなら普通に良い内容なんですね。
綿貫(木村文乃)の過去も含めて「母親には母親なりの事情がある」を描く以上、
どうしても重くて辛辣な印象を覚えそうなのに、
合間合間に差し込まれる今成(甲本雅裕)や羽生(高梨臨)の気の利いたフォローが
ちょこっと緊張をほぐしてくれるというのか…そんな緩急のついた話でまとまっていますし。
武四郎(吉沢亮)のキャラも、基本的には自分の恵まれた環境を基準に物事を考える辺り、
いかにも新人らしいなぁとは思いつつ、時にはそのストレートさに惹かれたりもするのです。
でも、それが「PICUで働く医師たちの物語」を描く作品の中の1話分だったら、
今回の内容も特にはてなマークは浮かばなかったんですけど。
本作は「PICUがどうなるか?」を描く作品だから気になる…ってだけの話。
率直に言えば、今回…完全に本筋から逸れていましたよね?
主人公たちの代わりに働いてくれる人が出てきて
人手不足が解消出来ているから、時間に余裕が取れるようになったとも考えられますが、
母親とは何かを悶々と考えたり、病院を抜け出して傍聴しに行ったりと
本来の任務外での行動(=手を動かすより、口を動かす描写)が多いのが…。
そのつもりはなくても、「患者を1秒でも早く救う」という行為がおざなりの状態に
見えてしまって仕方なかったです。
私が前回の感想で
「綿貫(木村文乃)の訴訟問題については、
今の所、話を広げる意味を見出せていないんですが。
植野の過去に人手不足が絡んでいたように、
彼女の設定にもきっと、現代の医療問題に繋がる”何か”があるんだろう…と
好意的に捉える事にしておきます。」
と書いたように、せめて、綿貫の訴訟問題をわざわざ膨らませるだけの
理由が見つかれば良かったんですが、
別に共通点もなかったみたいで、そこもちょっと残念。
彼女の描写に関しては、私生活で傷を抱えながらも”1人の医者”として生きる主人公を描いた
「監察医 朝顔」の設定に寄せた結果、あんな感じになったのかな?という気もしています。
次回は悠太(高杉真宙)にフォーカスが当たるとの事なので、
引き続きメインから離れた内容にはなりそうです。
最後は仲間入りして、一緒に仕事するでしょうから…
前回と今回が1つのターニングポイントだと思って見る事にします。
したがって、よほどでない限り、似通った感想を書かないよう気をつけます(笑)
↓前回の感想はこちら↓
Source: りんころのひとりごと。
コメント