下剋上球児 6話 感想|大人サイドの話はもうお腹いっぱいよ〜(汗)

ドラマ

 

 

アバンは、処分が決まって報告する所から始まるのかと思ったら…

まさか1年前に戻って、ワンクッション置かれるとは(汗)

で…南雲(鈴木亮平)が謹慎している間の部員サイドの話を済ませて

いよいよそのシーンになったものの、

流れ的に「あ、不起訴なのね?」とお察しするかのような解決方法。

なぜ時間軸を変える展開にしたのかもよく分からなければ、終わり方も曖昧ですし、

単位を取得出来ていなかったと気づいた大学時代のエピソードも結局スルーで…(汗)

あれだけ無免許の件を大々的に描いた割には

何だか消化不良としか言いようがありませんでしたね。

 

いや、それ以前に、今回の話で最も引っかかっているのは…

前回のラストが、南雲を慕う部員たちが南雲の自宅で食事を囲むという

結束力の強さを示したシーンで終わったのに、

なんでその”続き”を描かないんだろう?って事なんですよね。

 

例えば前回で、根室(兵頭功海)が通学距離の問題で

南雲の自宅に泊まり込むようになったから、

そこから2人のやり取りで話を膨らませたって良いのに、

その話題に触れ始めたのは放送開始から約15分後。

そして、南雲と直接会ったのは彼と楡(生田俊平)くらい。

楡が「なんで根室ばっかり面倒見るん?」と言っていたので尚更違和感を覚えたんですけど、

あのラストを描いた上に、今回でもコンビニで部員たちが

先生に戻ってきて欲しいと訴えかけるシーンもあったんだから、

部員それぞれ、あるいは複数で南雲と頻繁に会って指導してもらうなどして

彼を頼る描写を盛り込んだ方が、”連続ドラマ”として自然な流れだったと思うのです。

 

指導法にしたって、別に、学校のグラウンドでフィードバックをもらう以外にも方法はある訳で。

家に行って一緒に練習メニューを見直すとか、お悩み相談をしてもらうとか、

バッティングセンターに行ってフォームを調整するとか

いろいろ出来るはずなんですが、本作って大人サイドの話か騒動で尺を埋めがちなので

元教師と生徒の交流エピソードが極端に少ないんですよね。

ただでさえ現時点でも「弱小野球部の再生」を描いたドラマとして破綻しているのに…

この内容では正直、前回のラストも、今回の序盤の嘆願書のくだりも

用意した意味がないんじゃないか?という気がしました。

 

全10話と想定して、後半戦に突入したでしょうから、

前々から思っていた事を今から書かせていただくと…

作り手に対して失礼な発言だとは自覚しているんですけど、

もしかして、本作のスタッフってスポーツ経験者もいなければ、

そもそも、野球がどんなスポーツがよく分かっていないのでは?

と思えてならないんですよね。

個人的にはどうも…調査不足なのを誤魔化すために、

三重県の美しいロケーションや、風変わりのアニメーション演出、

部活外での騒動に、無免許やら元旦那やら、犬塚(小日向文世)の目の件といった

野球に関係のない設定を盛り込んでは

内容を充実させているようにしか見えないから、そんな疑問が浮かび上がってくるんです。

 

まぁ、私も野球のルールを全然知らないので、

偉そうに…と自分でもツッコミたくなるんですけど(汗)

でも、テレビで試合を時々見かけると、

野球は”チームワーク”で成り立つスポーツだというのは何となく理解出来ます。

本作の越山高校の場合は、部員たち1人1人だけではなく、

野球部全体にも課題が山積みなんですよね。

だったら、練習風景はもちろん、今回の試合シーンで挿入されていた他校生徒の分析や

作戦会議の様子ももっとじっくり見せて欲しいですし、

騒動もせめて、野球部内で留めて欲しいなぁ…と思うのは、わがままなんでしょうか。

 

低い所からの大成長なので、ドラマ映えするだろうし、

盛り上がる事間違いなしなんですけどね。

「なんか急に強くなってる」という印象を持ってしまうのが残念です…。

※来週は泊まりがけの用事があってリアタイ出来ないため、感想投稿は遅くなります。

ただでさえ投稿本数が少ないので、なるべく早く上げられるように努めます!

 

↓前回の感想はこちら↓

 

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Source: りんころのひとりごと。

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