VIVANT 8話 感想|数字とお金の話ばっかり。

ドラマ

 

 

考察で盛り上がる視聴者もいれば、純粋に結末が気になるから見続ける視聴者もいて、

本作っていろんな楽しみ方があると思うんですけど、

今回の内容は、果たしてどう映ったんでしょうかね。

 

もし今までと変わらず「面白い!」「ワクワクする!」などの熱狂的な声が多いのであれば、

正直、世間とのズレを大きく感じてしまいそうです。

私としては、あの激動の展開漂う予告映像の割には…というズッコケ感が強かったです(汗)

 

うーーん…何と言うか、当初の頃を思い返すと、

話がしっちゃかめっちゃかしている気がするんですよね。

情報を詰め込み過ぎて、本来の面白味を削いだり、

テーマや設定がぼやけたりしてしまっているって言った方が近いのかもしれません。

 

例えば、前半20分くらいまでは、嘘発見器による取り調べで

乃木(堺雅人)の別班加入までや、自身が乃木憂助だと知るまでの過程といった

身辺にまつわる話が繰り広げられて行くんですが。

プチ新情報は加えられていたにしても、

基本的には、既に聞いた情報を1つ1つ詳細に掘り起こしているだけなので、

もう1人の”息子”であるノコル(二宮和也)との対峙よりも

おさらいっぽさの方が色濃く出て、話の流れが停滞しているように映って

退屈な印象を受けてしまうのです。

 

そして、頭を悩ませるのは後半の話で…

収支報告のデータやら、裏帳簿やら、お米の計算やら…

数字やお金をそんなに台詞化する必要ってあるのかな?って事。

データから真実を見抜く乃木の描写も含めて、

もはや某銀行ドラマを見ているかのような感覚でしたし、

はっきり言って、説明台詞のオンパレードで視聴後には疲れがドッと出ましたよ(苦笑)

えっと〜…テントって確か、日本へのテロを計画しているテロ組織なんでしたよね??

一瞬どんな組織かも忘れそうになるくらいの

ビジネス要素を盛り込んできた所もツッコミポイントではあるんですけど、

でも元々、孤児救済を本業としていたとするんなら、

じゃあ、いろんな場所を爆破する事で大怪我を負ったり、家族を失ったりして

悲しい想いをしている子供は別に良いんだ…って矛盾も生じてしまう訳で…

ここに来て、設定や展開の詰めの甘さが目立ってきたような気がします。

 

別班のメンバー4人は実は生きているんじゃないか?

乃木の言動には裏があるんじゃないか?

黒須(松坂桃李)だけを生かしておいた意味は?そして、彼は今どうしているのか?

前回の感想で書いた事と多少被りますが…気になる部分はいくつか残っているだけに、

おさらいや数字&お金で話を膨らませるよりも、いつものように”謎”を回収しながら

あっと言わせるラストを作って欲しかったです。

 

で、来週はなんと、19時から緊急生放送SP、

ドラマはその日に限り、21時半からの放送となるそうで…。

最終回の日ではなく、なぜ9話の日にこの特別編成を組んだのか、

そして、なぜわざわざドラマの放送開始時間をずらしたのかは、

多分、裏のバスケの時間に合わせて丸被りさせようと意図したからなんでしょうね。

まぁ…大ヒット作品を生み出し(←それを言うなら、同局の他枠でも生まれてますが)、

高視聴率を叩き出してきた福澤監督が、今年で定年退職を迎えられるとの事で、

そのお祝いがしたくてあの編成なんでしょうけどねぇ…

視聴者の熱い要望に応えて、何かしらサプライズを用意する形で

恩返しをしたかったというよりかは、

何だか局自体が舞い上がっている感じがプンプン漂ってきていて

ちょっとモヤっている自分もいます。

 

以上の理由から…4話からはあった本作への視聴熱が、前回から徐々に薄れつつあります。

気まぐれ人間ですみません(苦笑)

 

↓前回の感想はこちら↓

 

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Source: りんころのひとりごと。

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