やっぱり、本作って回を重ねるごとに、ちょっとした発見があるんですよねぇ。
作品概要、そして前回までの内容を見る限りだと、
しもべえ(安田顕)の助けを受けてユリナ(白石聖)も自信を持ち、強くなっていく…という
いわゆる2人が軸になっている話だと思い込んでいたので、
今回の展開は風変わりな感じが途中までしていたんですが。
なるほど…ユリナがスマホアプリでいつでも呼びだすほど信頼しているように、
みんなの心にもしもべえが存在する…そんな”広がり”も見せていくお話になるんですね。
ただ純粋に笑える作品なはずなのに、同時にグッとくる熱さも感じさせるとは意外でした。
今回の場合だと、多田(内藤秀一郎)には自分自身を変えるきっかけを、
ユリナの母・康子(矢田亜希子)には人生に大きな影響を与えていく。
ユリナ以外の人物にも関わらせた事で、
この一見トリッキーな彼が、今後どんな形でいろんな人を巻き込んでいくんだろう?
それによって、どんなハプニングが生まれるんだろう?
という新たな見所も加わり、ますます次回が気になる内容に仕上がっていたと思います。
そして…展開自体は先が読めやすいベタさはあっても、
3話の段階で「しもべえがいないと成立しない」物語になっているのも凄いなぁと。
もちろん、それは安田顕さんの変顔と、言葉を発さない演技が大きいんですけど。
表情も登場の仕方も、解決方法も…
毎回違うものを見せてくれるので、そこも中々飽きさせないんです(笑)
ただ喧嘩で解決!って訳ではなく、録画した動画を誰かに送りつけるという
賢さも持ち合わせているのには笑わされました(その後の行為も含めてw)。
で、前回の感想に書いていた父親の件。
しもべえが父親ではない事は分かったんですが、ラストシーンで正体が何なのか
ぼんやりと見えてきた気がしますねぇ…。
シングルマザーっぽい描写なのは前から気になっていましたが、
亡くなったのではなく入院しているのかもしれませんね。
娘と妻が心配で、守りたい…という切実な想いが自分の魂を動かし、
しもべえに乗り移ったとか?
いずれにせよ、彼の正体がどう暴かれていくのかも楽しみです。
↓前回の感想はこちら↓
Source: りんころのひとりごと。
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