物凄い情報量。
個人的には、台詞の多さでついて行くのに必死で、
今回の内容が完全に理解出来たとは言えませんが…
やっぱり、前回のラストで本作のうたう「敵か味方か、味方か敵か」の意味が
明らかになった事が、面白さの要因になっているんでしょうね。
乃木(堺雅人)の正体が別班だと分かった所で
1話でパッと見ポンコツだった彼の行動が次々と種明かしされていく演出も、
最近ではあまりなかった優秀な者同士による騙し合いも、
テンポの良さも相まって、普通に胸を躍らせながら見てしまってました。
そして、今回最も「敵か味方か、味方か敵か」を体現していたのでは?と思えたのは…
公安・野崎(阿部寛)とバルカ警察の警察官・チンギス(Barslkhagva Batbold)が
手を組んで捜査をするという展開!
良いですよねぇ、少年漫画らしい熱さがあって。
チンギスに関しては以前、凶悪人に仕立てて終わりではなく、
ただ自分の職務を全うしている人物として描かれていて
魅力的なキャラクターに映っていたので、
敵対関係にあったのがすっかり意気投合する2人の姿には、感慨深いものがありました。
正直、2時間、1時間半と散々拡大放送をしておきながら話を進めなかった事や、
放送開始まで物語の概要や相関図を一切公表しないという手法は
今でも良いやり方だったとは思っていませんし。
何なら、何年か前に他局で某ミステリー作品が流行ったように、
本作の作風で考察が飛び交い、話題を呼んだのを機に、
表面的な部分だけを取り入れた二匹目のドジョウ的な作品が
ポンポン生まれてきてしまうんじゃないか…と危惧しているくらいですが。
まぁでも…3話までで話が停滞気味だった分、
4話以降はスピーディに展開していく形で緩急をつけたお陰で
次も見たくなる作品になっているのは事実なので、
あとはこのまま、変に引き延ばしをせずに
テントの実態や乃木の背景でみるみる惹きつけて行って欲しいと願うばかりです。
テントのリーダーが誰なのか?そして、乃木とどんな関係にあるのか?を
5話で早々に明かしてきたのも潔かったですね。
最後に余談ですが…旗印が印刷された垂れ幕を上座の所に掛けて
決算報告を始めるというシーンは、
いかにも日曜劇場の福澤班らしくて笑っちゃいました(笑)
テロ組織なのに、あの役者さんだからかなぜか「こはぜ屋」感が……w
↓前回の感想はこちら↓
Source: りんころのひとりごと。
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