この素晴らしき世界 2話 感想|突然のサスペンス。えっそんな話になるの?

ドラマ

 

 

ここまでがプロローグといった所でしょうか。

“不安”が”自信”へと変わり、もしかしたら私にもやれるかも…と

妙子(若村麻由美)が思えるようになるまでの過程を、丁寧に辿っていた印象を受けました。

 

何より、真由美(猫背椿)が「人はね、いつから何かを始めても遅くないのよ」と言うシーンを

序盤に持ってきたのが良かったですね。

お陰で、今回は何をメインとするのかが明確に伝わってきました。

それからは話が進むにつれて、莉湖(木村佳乃)の芸能界に対する

熱い想いや本音を聞いてハッとする表情を見せたり、

「力を貸してくれませんか?」と言われた後に、ショーウィンドウのガラスに映る自分に

こんな私に出来るのかしら…と問いかける姿を映すカットが挿入されていたり、

夏雄(沢村一樹)のカウンセリングで徐々に心が解れていく様子だったり…と、

様々な人との関わりを通して触発されていく妙子の様子が描かれていきます。

最終的に、彼女がいかに繊細でピュアな性格なのかが分かり、

なりすまし生活を送る決断をするのも無理のない流れになっていたと思います。

 

ただやっぱり、テンポが…っていうのが気になるんですよねぇ。

今回はクスッと出来る箇所もちょっとだけ増えて、それなりに見られはしたんですが、

あとはテンポが良くなってさえくれれば、

ごく平凡な主婦が大女優へと羽ばたいていくのを大らかに見守りたくなる

“大人のドラマ”になり得る気がするんです。

本作の作風が見えた所で、惜しい点はそこだけ。

あ…主題歌との相性はあえてツッコまない事にします(笑)

曲自体は素敵ですけど、(映像も相まって)流れるとなぜかエンディングっぽいですよね。

 

そして、惜しいというか「えっそうなるの?」と思った点については…

考察マニアが好きそうな”匂わせ要素”をいろいろと盛り込んできた所。

詳しく挙げるとするなら、社員スタッフ・櫻井(葉月ひとみ)の自殺未遂に、

息子と謎の女性の恋愛模様に、旦那の会社の部員のパワハラに、

若菜の顔をペンで書き殴る女性の存在に、あのサスペンスめいたオチと、

本題とは特段関係のなさそうなサブエピソードが描かれてきた訳ですけど、

これ…まとまるの?いや、それ以前に、どうしても必要なの??

という考えが先行してしまうんですよね。

次回予告は一瞬、何だか物騒でしたし(苦笑)

全部があらゆる形で本題に繋がるんだとしたら

かなり複雑な展開になっていきそうなんですけど、どんな話にしていくつもりなんでしょうね。

ある意味、気になります…。

 

しかし、今週はお休みだった前時間のドラマを優先したいため、

本作の感想は今回までとする予定です。今後はのんびり見ていきます。

スケジュール変更の都合で、話数削減との事ですが…

放送日次第では、最終回の感想を書くかも?書かないかも?

 

↓前回の感想はこちら↓

 

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Source: りんころのひとりごと。

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