毎回毎回、音効に関する感想でうるさいかと思われますが…(苦笑)
今回は視聴者の声が反映された結果なのかな?
全体的に音量が小さくなって、物語に集中する上での鬱陶しさはかなりなくなりましたね。
主題歌を入れるタイミングも、前回よりも適切。
そして、音楽も含めて、事件解決のシーンで”泣かせよう”風の
重たい演出をしなくなったお陰で説教臭さも減り、
森下能幸さん演じる煙草森の気持ち悪さをただひたすら味わえたのは良かったです。
(森下さん…某作品では守護天使で、何かと犯人のイメージが強いというのは置いといてw)
まぁ、その代わり…事件が終わるエンディング部分で流れるような似通った劇伴が、
「そこでも?」と思えるほど頻繁に流れていたのが今度は気になりましたが(笑)
でも、音量が改善されて見やすくなっただけ、個人的には大分印象が違いますし。
それを1話からの同じ演出家さんがやられた…となると、
今後も軌道修正されて行く可能性は高く、期待は出来そうです。
で…もう2つ、ここまで見てきて感じた事。
これから書く内容は、決してネガティブな感情から来ている訳じゃないというのを
ご理解いただけると幸いなんですけど…
本作って、構成が不思議なんですよねぇ。
今回の内容が前後編で描くべき内容だったとは理解しつつも、
最初のCMが入るまで前回のおさらい+未公開(?)を丁寧に掘り下げたり、
普通に次のシーンに切り替わりそうなタイミングで
(つまり、映画を地上波での放送仕様にしているみたいな感じで)CMを入れたり、
それが原因で、またちょっと話を巻き戻したり、
そもそも前回の話に違うエピソードを盛り込んで、今度は次回用にまた新たなエピソードを…
と続けざまにやっていたりする辺り、
連ドラにするには勿体なかったんじゃないかな?って気はしております。
あと2つ目は…我路(永山瑛太)の後日談的な話をそこまで描いちゃうんだ!なんて。
瑛太さんの今までの役柄とのギャップはもちろん、
異様にサラサラで綺麗な金髪をしたビジュアルが頭にこびりついていたので、
私としては、もうちょっと彼が現れると生まれる”ざわざわ”を
持続させて欲しかった…感もなくもありません。
劇中に出てきた「漂流郵便局」という言葉自体、十分に興味を引くものでしたから、
整(菅田将暉)と自分は似た者同士な気がする…
で、メッセージで送られてきた手紙の写真でその言葉を見つける…といった
まだまだ我路の物語にも続きがありそうな予感を匂わせる程度で済まし、
妹想いな一面、その後の彼の動きをじっくり見せるのは
何話か後でも良さそうだと思えました。
それを押していきたい…という意図も含んでいるんでしょうけどね。
そして、今後に続く豪華キャストを続々とチラ見せしている限りは、
同じジャンルかつ月9枠だった「シャーロック」のように、
数年後に劇場版を製作するのを前提として、本作が作られていっているのかもしれません。
その作品じゃなくても、最近は映画化するドラマも多いですしね…。
いろいろ言及する感想になってしまいましたが、再び面白く感じられたのは確かです。
次回も…いや、最終回までずっと見ていたい気持ちにさせられた1時間でした。
↓前回の感想はこちら↓
Source: りんころのひとりごと。
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