韓非子の死。そして姚賈と李斯の対談で新たなことが判明。姚賈はあくまでも秦国への最終的な中華統一を為すためにスパイ活動をしている。どちらが本当なのか。
※キングダムの本編ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい。
韓非子の死に嘆く李斯です。
原因は姚賈にあると分かっている李斯は二人で話をします。
当然ながら姚賈の処刑を考えている李斯ですが、そこで相手の言い分。
これが面白く、実際には姚賈は中華統一という秦国の想いをもとに動いていると明言。
確かに今回の情報封鎖はあれども、それによって郭開と李牧という二つの間に入り込むことに成功しています。
もし今韓非子の言によって自分自信が処刑されてしまえば統一の夢は大幅に遅れることになる。
要するに先を考えてやむなく李牧に有利と分かりながら黙殺した情報があるということです。
果たしてどちらが本当のことを言っているのか。
実際に史実では後に李牧との戦いで秦国⇒郭開⇒幽繆王という流れで謀略が進み、勝利を収めていきます。
そう考えると、この時に姚賈が威力を発揮する展開が用意されているのかもしれません。
それではキングダム765話を考察していきます。
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キングダム765話ネタバレ情報1・韓非子が服毒自殺
・韓非子は服毒自殺をしている
・李斯の嘆きと近くに佇む姚賈への怒り
韓非子の死を信じられないといった李斯の様子です。
そして韓非子は服毒自殺ということで、ここは史実と同じになりました。
そんな死の横に佇む姚賈の存在。
韓非子から姚賈が秦国にとっての敵であるような語りがあったので李斯もそれを信じているでしょう。
盟友の言葉であれば当然です。
怒りを持って接するところですが、後述するところによると姚賈にも姚賈の考えがあった様子。
これを聴くと「どちらを信じればいいのか」という気持ちになってしまうところ。
それにしても、思ったよりも李斯が感情的な人物で人間臭さを持っていて好感が持てる存在になっているのが、またこのキングダムをより面白くしている気がします。
では姚賈は何を語ったのか。
キングダム765話ネタバレ情報2・服毒自殺を促した
・姚賈の策で服毒自殺を促していた
・韓非子からもたらされた情報はまだ李斯しか知らない
・今のままなら姚賈は処刑となる
・黙っていることを姚賈は李斯に求める
まず姚賈によって服毒自殺が促されたのは事実ということになります。
韓非子としても国の謀略に関わっていたということで、どちらにせよ処刑になる可能性を考えていたでしょう。
そう考えると恐ろしい拷問などに耐えて死ぬよりも服毒自殺の方が良いという感覚になるのも当然です。
ちなみに史実では李斯の嫉妬によっての謀略でしたが、このあたりはキングダムオリジナルであり、しかも史実よりも複雑に絡み合って面白味が増しています。
さすが原先生というところでしょうか。
李斯は韓非子から姚賈が何重にもなっているスパイであると伝えています。
非常にスパイ技術に長けた人物であり、韓非子だからこそ見抜けたというものです。
だからこそ脅威として姚賈は韓非子に死んでもらうことに決めました。
何となくただの悪者という感じですが、実のところはどうなのか。
まずこの事実については李斯しか知らず、まだ大王には話せていません。
よって姚賈が疑われるような事態にはなっていないのも事実です。
そして姚賈は自分のこの罪について不問、そして韓非子から聞いたことを李斯の心にとどめるように言います。
李斯からすれば「ふざけるな」というところ。
でも実はこの姚賈は、そんな平面上の話で物事を捉えている訳ではありませんでした。
キングダム765話ネタバレ情報3・桓騎の死は予測不能
・必要だったから情報を黙殺して李牧陣営にも入り込めた
・戦の情報で誰が死ぬなどが分かるはずもない(桓騎の死については事前予想不可能)
何となく分かってきました。
姚賈の発言、これが嘘か真かは不明ですが、おそらく後者でしょう。
後に趙国との最終戦になった時に、李牧と司馬尚が守る邯鄲が恐ろしく頑丈で秦国は大きな苦戦を強いられます。
その時に謀略を張り巡らせて勝利するのですが、この時の布石と考えて間違いないはずです。
確かに姚賈は北の戦略に対して李斯に進言はしませんでした。
情報が漏れたとなれば李牧は疑います。
そうなるとせっかく入り込めそうだった李牧陣営からは見限られる可能性もある訳です。
実際に趙は勝利し、姚賈を言ってみれば李牧の懐深くに入れてしまったとも言える状況。
郭開派の姚賈は李牧派とも繋がり、そして列国の動きも知りながら本当は秦国の味方。
この郭開と李牧の双方に繋がる意味は強烈です。
もし本当にそうで、尚且つ秦国側であると核心が持てるなら姚賈のもたらす情報は今後信じられない力を発揮していきます。
あとは本当か、嘘かでしょう。
また桓騎の死については姚賈は知らないというか、知る由もないという話をします。
これも当然であり、戦略的に北の突破が苦しいとなった場合に桓騎や王翦がどう動くかなんてものは、その場の決断もある訳です。
確かに情報は封鎖しても、そこから秦国の六大将軍がどう動くのかは不明なのは事実。
そして桓騎は実際に李牧の討ち取りの一歩手前まで行き着いた人物なので、あの戦も趙勝利と言えども本当にギリギリだったと言えるものです。
おそらく今後の史実を考えると、李牧をあそこまで追い詰める武将はいないと考えてもいいのではないかと思えます。
キングダム765話ネタバレ情報4・中華統一が十年遅れる
・姚賈が望むのは戦のない未来
・姚賈は自分を処刑すれば中華統一は十年遅れると明言
姚賈は自分を処刑すれば十年は中華統一が遅れると明言しました。
それだけに戦において情報戦を制するのは非常に重要ということです。
あくまでも秦国が中華統一を為すために行ったことだと強調する姚賈です。
姚賈は戦のない世界を望んでおり、それは嬴政の想いと通じるもの。
だからこそ、この情報戦のために全てを費やして尽力しているということです。
時に今回のような李斯すらも知らないことを実践して、独自のネットワークを構築もしています。
これをもし李斯にバラしてしまえば、他の二重三重というスパイ活動に対して「本当は秦国についているのだろう」と見破られるリスクが増えるでしょう。
李斯からすれば褒められたことではないと考えても、姚賈が言うことはしっかりと理に適うものです。
姚賈の言葉を信じるのか。
実際に十年遅れるというのは本当なのか。
それとも韓非子の死ぬ前の言葉を元に姚賈を処理してしまうのか。
李斯の決断ですが、後に起こる李牧への謀(はかりごと)で姚賈が強く絡むのだとすれば・・・本当に秦国の統一は十年遅れていたかもしれません。
そして十年の遅れは始皇帝の存在を許さず、今現代、それこそ中華の歴史と世界の歴史が変わっていたでしょう。
(秦国は法治国家というあり方について世界に大きな意味をもたらしています)
よって李斯はこの姚賈の熱意のある言葉を信じて、生かしたままにすると思われます。
となれば、韓の客が死んだという事実が発生し、ここから韓との防衛に兵力を割いていくことになります。
次の戦は趙からの攻めになりますが、この時にも秦国は多大な被害を被るのが史実。
果たしてそれでも李斯は姚賈を信じ続けることが出来るのか。
当然ながら、本当に姚賈が味方なのかも予想に過ぎず、どうなっていくのかは不明のままです。
内側に潜む情報戦という部分でも面白さが増したキングダムの次なる展開に期待です。
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Source: マンガ好き.com
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