今回は何だか、番外編みたいなお話でしたね。
転職よりかは、来栖の元カノ・莉子(岡崎紗絵)と彼氏・周介(曽田陵介)の
パートナー間にある意識のズレや、
来栖(成田凌)と莉子がお互い相手に向き合い、過去の関係性にケジメをつける姿が
メインで描かれていたっていうのもそうですし。
珍しく、転職せずに解決しましたからねぇ。
“誰かの人生”を覗き見る話としては悪くないんでしょうけど…。
個人的には正直、前回が心揺さぶられる内容で、
グサっと刺さるものの、言葉や求職者の心情を
自分の将来と重ねながら考えさせられる本作の作りに面白味を見出していただけに、
今回はちょっと物足りない感じは否めませんでした。
ただ、”誰かの人生”とは書きましたが、
恋人や家族など守るべき存在がいてもそうでなくても、
自分(たち)の今後を冷静に考えた際に、
莉子のように「プライドだけじゃ生活できない」「こっちを取るならこっちを諦める」と
何かを妥協して、新たなキャリアを積もうとした経験は
多くの人が心当たりあるんじゃないかなぁとは思います。
夢は高く持っていても、中々叶いそうにないから
結局はお金が安定して稼げそうな職に落ち着いたり。良い環境に恵まれなかったり。
「”好き”を仕事に出来る」もそうですが…思い描いた人生を送れるって、一握りなんですよね。
だから莉子に、周介が漫画ではなく配達のアルバイトでしか稼げていない現実を見て、
私が彼を支えるために、もっと収入の高い所に転職しなければ…という
使命感が芽生えるのも共感は出来ました。
莉子の登場に伴い、事故に遭う前の来栖の過去もガッツリ描かれて、
これで全て明かされたかな?と思ったんですが、
まだ加害者の葬式に参列した件が残っていたんですね。すっかり忘れておりました。
次回は加害者親族(?)の男性が登場となると、3話連続で過去に迫る話になる訳で…
せっかちな私としては、ここら辺はそろそろ潔く完結させて、
次の段階へとステップアップして欲しいなぁとは思ってしまいますね。
まぁでも、「恨んでいる」発言と言い、彼にまつわる謎が多いのは確かなので、
1話でまとまり切らなかったって所なんでしょうか。
とりあえず、”もう1つの過去”回はいつもの作風に戻るよう願いつつ、
じっくり見させていただきます…。
↓前回の感想はこちら↓
Source: りんころのひとりごと。
コメント