いや…今回も日本に帰れないまま終わるんか〜い!!
エンドクレジットが流れ始めた途端、まだ逃亡劇が続くのかと落胆しちゃいましたよ…(汗)
普段ドラマを熱心に見ない、本作もながら見の父が
今回の内容を見て「話があっちゃこっちゃしてるなぁ」と言っていたんですけど、
本当その通りなんですよねぇ。
脱出というカット出来ないイベントがあるから仕方ないにしても…
乃木(堺雅人)が巻き込まれた誤送金事件の捜査をするかと思いきや、
「VIVANT」の謎に迫り始め。
「VIVANT」の謎に迫ったかと思いきや、今度は再び逃亡劇が始まる。
で…逃亡劇が続いて、中盤から日本での話になるかと思いきや、
ジャミーン(Nandin-Erdene Khongorzul)の救出劇が盛り込まれる。
1つのエピソードを中断して、その間に別のエピソードを挿入して、
忘れた頃にまた別のエピソードを掘り起こして…の繰り返しなので、
正直、25分拡大という尺を埋めるために、
寄り道をさせては引き延ばしているようにしか思えないんです。
何か進展したかと言えば…
結局、誤送金問題の犯人は乃木の勤める会社の社員5人のうち1人で、
その人物は「テント」という組織のメンバーである事、
あとは「VIVANT」はもしかして「別班」を指しているのでは?くらいで、
後者に関しては確定事項ではなく”推測”で終わりましたからね。
途中にあった、地上で捜索する警察たちに見つからないかと
地下でドキドキする3人の構図も、
前回のボットントイレでのシーンの焼き直し感が強かったですし、
TBSの番組「世界遺産」でも見ているのかと錯覚するほど
ロケーションにお金かけて頑張りました!アピールも凄い。
特に後半…砂漠、砂漠、砂漠!(笑)
今後の展開を読ませない程度に、どんな話なのかを事前に伝える他の作品とは違って、
本作は”全て謎のまま”のスタイルを貫いている上に、
公式サイトでも未だに「誰が出演するのか?」だけで
相関図も作品概要もほとんど提示していません。
なので、時間稼ぎをするよりも”物語”を描いて、
早く本題(=誤送金問題や乃木の過去に別班が関与しているのか?)に入って、
本作の謎に興味を持てるようにして欲しい…そんな願望が先に出てしまいます。
この遅さだと今の所、役者さんがどんな役で登場されるのか?しか見所を感じられません…。
また、台詞の処理の仕方も、
もう少し頭にスッと入りやすいものにならないかなぁとも思ってしまいますね。
中でも気になったのは、字幕と通訳者による音声を同時に流している事。
通訳者がいるって事は…
日本大使・西岡(檀れい)はバルカ共和国の言語を話せない設定なんですよね?
だとしたら、そのシーンでは字幕を最初からつけないとか、
もしつけるのであれば、「通訳している」というのを始めに示して、
残りは音声をカットした形でやり取りを見せるとか…。
個人的には、一度に入ってくる情報が多くて、ややこしい印象を受けましたよ(汗)
そしてとにかく、説明台詞が多いったらありゃしない。
野崎(阿部寛)がずっと喋りっぱなしで、唯一話を動かす主人公の状態に描かれているのも、
恐らく、先ほども書いたように
誤送金事件と「VIVANT」の謎を途中で放棄しているからなんですよね。
ぶっちゃけ、ここまでの内容って、2時間で収められる気がするんですけどねぇ。
で、来週も15分拡大って……(滝汗)
次回予告を見た限りだと、ようやく日本での話になるらしいですが、
その前に薫(二階堂ふみ)を探すエピソードを盛り込むでしょうから、
そうなると、また引き延ばし感を覚えそうで心配です。
心配と言えばもう1つ…別班vs主人公で壮大な話になるんだとしたら、
風呂敷を上手く畳めるのかどうか…?
↓前回の感想はこちら↓
Source: りんころのひとりごと。
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