君の花になる 1話 感想|もうそろそろ胸キュン路線から離れてみては…?

ドラマ

 

 

私自身も好きなボーイズグループはいるし、現場も何度か行った事はあるので、

駆け出し状態の彼らを見ているとそのグループと重なって、応援したくはなるんですけど、

まぁ何と言っても、主人公の出しゃばり具合が見ていられなくて…。

弾(高橋文哉)と同じく「うるさい!」って、何度も言っちゃいましたよ(滝汗)

 

もう既に聞き飽きたツッコミだとは思いますが、寮母である必要があったんですかねぇ。

突如任された新人マネージャーの設定の方が、まだしっくり来たと思うんですよね。

芸能事情も現場も何にも知らない、入って間もない寮母が

経験値重ねたマネージャーに対してあれだけ前のめりで物申してきたら、

そのグループとは二度と仕事したくない…ってなるはずで。

彼女の余計なお世話っぷりは、教師の名残から来ているとも解釈出来るんですが、

肝心の”挫折”の描写も曖昧なのが、主人公へのモヤモヤに拍車をかけてしまっています。

中の人の演技とか関係なく、キャラがずっと単調に見えたので、

例えば、いつも明るく接していても、ふとした時に”影”を感じさせるような演出があったら、

視聴者の見る目も少し違っていたのかもしれません…。

 

8LOOMの披露時のカメラワークも、あす花(本田翼)やライバル側のファンが

感動するほどではないというか…。

1人の衣装は体操着っぽいというか…(苦笑)

配信1位とか、グッズのバリエーションとか、元々8人だったから「8LOOM」だったとか、

設定の節々にはリアリティはあるんですが、

それだけに、ボーイズグループの”要”となるパフォーマンスには

もっと力を入れて欲しかったです。

 

で…今度は、本作だけでなく、火10枠作品全体の話になりますが、

2年前にヒットした「恋はつづくよどこまでも」以降、

胸キュン路線にこだわり続けているのが

どうも足枷になってしまっている気がするんですよねぇ。

確かに、スタートアップ企業や耳の聴こえない主人公、婚活、出版社と

舞台や題材は毎回変えてきてはいます。

(まぁ…本作の場合は、音楽絡みの恋愛モノ、条件付きの設定から

「ファイトソング」と被ってしまってはいますが)

ただ…どの作品にも胸キュン要素をくっつけるから、メインの描写が疎かになって

みんな同じように見えてしまう。

本作だって、着地点は弾との両想いになるんでしょう…あの感じだと。

 

別に、1つにこだわり続ける作りは火10枠に限った話ではなく、

基本的に手堅いジャンルでローテーションしている某枠、

物語の構造は勧善懲悪で似ている某枠…いろいろあります。

でも、火10枠に関しては、それで内容の質を落としてしまっている事が問題だと思ってます。

身勝手な考えなのは重々承知していますが、

もうそろそろ、根本的な所でイメチェンを図った方が

良いんじゃないかという気すらしますね…。

 

冒頭でも書いた通り、気になる部分はあるので引き続き視聴はしますが、

胸キュン演出とあす花へのイライラが先行して、ネガティブな感想になりそうなので、

感想は初回のみとさせていただきます。

 

 

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Source: りんころのひとりごと。

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