魔法のリノベ 5話 感想|泰造さんはもはや魔王なのよw

ドラマ

 

 

前回と前々回は、本作の持ち味である優しくほっこりしたお仕事パートに

ギスギスした恋の三角関係という、

ジャンルも雰囲気も全く異なったエピソードを頻繁に絡めてくるものだから、

個人的にはどうも話が噛み合っていないぎこちなさを感じて

あまり集中して見れずにいたのですが…。

今後の展開の仕方によっては、下手したら、

トラブルを引き起こしがちな久保寺(金子大地)と桜子(北香耶)のポジションが

寅之介(落合モトキ)に交代しただけになるのでは?と思わなくもないんですが、

今回はちゃんと”家族”の物語として、軸のある内容に仕上がっていた気がします。

 

家を出た鎌田の娘・深雪(村川絵梨)が父のリノベーションに口出しし、

家を出た寅之介が突然実家に押しかけて来ては、仕事のライバルとしても接近する。

そして、そんな弟を怒れない玄之介(間宮祥太朗)と、

家に留まる理由を中々言えずにいた鎌田(岩松了)と、海は嫌だと言う息子。

各々の状況や心情描写から2つの構図を浮かび上がらせ、

最終的にはみんなひっくるめて「怒るべき所は怒り、話し合うべき所は話し合え」という、

ちょっとした”優しい教訓”めいた話に綺麗に着地する流れも上手かったですし、

複数のエピソードも、中盤まで「こんなにボリューミーでまとまるの?」と半ば不安だったのを

忘れるくらい、無理なくリンクされていた印象がありました。

 

コメディ部分の見せ方に関しては、何だか久しぶりに笑いにギアがかかってるな…

まるふくの面々や鎌田家の会話劇にめちゃくちゃキレを感じるなぁ…

と思いながら見ていたいんですが、後で確認したら、

初回と2話の演出を担当されていた瑠東東一郎監督が再び戻られたんですね。

通りで、納得です。

特に「一発屋って事なんじゃない?」「誰がムササビじゃ!」という局を超えたネタなんて、

コメディ作品を代表作に持つ監督ならではの特権ですからね(笑)

脚本家やプロデューサーに某作品を担当された方がいるなら分かるにせよ、

誰も関わっていないんだから凄いですよ。

役者さんのイキイキとされた演技も、今回も楽しみました。

原田泰造さんは魔物というより…もはや魔王の表情でしたなw

 

次回のゲストは真飛聖さん。

呉服屋のリノベーション…じゃなくて、

間取りにうるさいマドリストのリノベーションをするらしい。

最近、別枠から別枠へと短期間でゲスト出演する役者さんが多いのは

気のせいでしょうかね?

 

↓前回の感想はこちら↓

 

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Source: りんころのひとりごと。

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