前回と今回でプロローグ…って感じですね。
自衛隊になるためにやって来た仲間たちの経緯が1人ずつ描かれ、
彼らの境遇に影響されて、宙(町田啓太)も「やってやんよ!」と意気込むまでに変化した。
仲間たちの明かされた過去はどれも辛いもので、
自衛隊を全然視野に入れていなかった人を何人もスカウトするケースがあるんだろうか?と
一瞬疑問に思いたくもなるんですけど…
とある読者さん情報によると、勉強が苦手な人や、元々自衛隊になる気がなかった人も
スカウトするほど想像以上に入隊へのハードルは低く、
それも、八女(北村一輝)のように気軽に声をかける隊員さんも実際にいらっしゃるそうで。
個人的には、前回の内容は「こんなのあり得ないでしょ…」くらいに見ていたんですが、
その貴重な裏話のお陰で、ちょっとだけ捉え方もポジティブに変わり、
「まぁあるんだろうな」と思えるまでにはなりました。
ただ、それでも、そういった境遇の登場人物ばかりに偏り過ぎている所に
引っかかっている自分もいるんですよねぇ。
だって…話だけ聞いたら、自衛隊は駆け込み寺なのか?
もしかしたら、職業訓練校に置き換えても成立するんじゃないのか??と
ツッコみたくなっても不思議ではないでしょう(笑)
スカウトの実態は分かっても、わざわざ自衛隊が舞台の作品である必要はまだ感じない。
このモヤモヤを解消する策は1つだけ。
純粋に自衛隊や強い男性になる事に憧れて入ってきた立場の登場人物である
馬場(佐野勇斗)や西(藤岡真威人)をもっと物語に絡ませてバランスをとって行けば、
中にはこんな人もいるんだな…程度に留まり、
全体に漂う”あり得なさ”が緩和されるんじゃないかという気がしています。
まぁでも、今後は誰かにフォーカスを当てた話は次々とやっていくでしょうし、
前回よりも1ミリほど自衛隊のドラマ”らしく”は映り、見やすくなったのは良かったです。
単純な性格が引き金となる騒動や、任務時間外の食事や罰ゲームで充実する日々…といった
“学園アオハルごっこ“ともとれるシーンが減ったのが大きいですかね。
恋愛要素は今回くらいほどほどにしておいて、
宙が自衛隊になる気になった今、彼を筆頭に、
それぞれが真面目に取り組む過程がゆっくりでも描かれれば…と思っています。
いや、そういう作品であって欲しいです(苦笑)
↓前回の感想はこちら↓
Source: りんころのひとりごと。
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