「胸を締め付けられるような感覚が…」「恐らく恋だね」
「じゃあ夕方に足がむくむのも…」「それは歳」
加齢を実感する場所と言えば…の病院で繰り広げられるアバンの時点で、
4コマ漫画的な面白さがあってもう掴みが良い!(笑)
しかし、今回は切れ味の良いコミカル要素だけでなく、
「意中の相手にアプローチを試みる」という
ラブストーリーにおいて重要な段階へと突入する回でもあります。
恋にうつつを抜かし、いよいよ内面でも勝負してみようと決めた所で
須藤(津田健次郎)の”大人のカッコ良さ”を目の当たりにし、
改めて自分には可愛い以外の魅力がないんじゃないかと自信をなくす康介(山田涼介)の
波を打つような心情変化に、何とも切ない気持ちにさせられました…。
本来は声優さんなのもあってイケボの持ち主で、
しかも最近ではドラマ出演でも人気を集めている津田健次郎さんが
恋のライバル役というのも中々抜かりないキャスティングなんですが、
須藤の紳士な対応の前に、同じく上司の立場である山室(西田尚美)が
和泉(芳根京子)に助言するシーンを持ってきたのも、
自然で上手い流れだなぁ…と思うんですよね。
「仕事で逃げてると、行き詰まった時に本当の逃げ場がなくなるわよ」
この言葉は、部下を何人も見てきて人生経験を積んだ者にしか出てこないって分かるし、
彼女のような優しい上司がいない限り、息抜き出来る場所を仕事以外に見つけられなかった結果
責任感や重圧を抱え過ぎた若者が自殺するというケースも実際にある訳で。
そんな大人の優しさを受けて間もない内に、さらにまた大人の優しさを受ける…という
畳掛けの展開を持ってくるとなると、
歳が一回り以上離れた”大人”である須藤に惹かれるようになるのも説得力が増すのです。
正直言うと、私も康介を応援するはずが、一瞬須藤に惚れかけましたし。
ラスサビという美味しい部分をかっさらっていったのもズルい!(笑)
でも、ライバルだからと嫌味ったらしい部分もなく、
康介にも誰にでも真っ直ぐ接する所に好感が持てるんですよ…。
で…次回はなんと、もうキスシーン!?
仮に全10話だとしても30分という短さだからか、
前回からエンジンを飛ばして行っている感じがしますね。
それも、どうやら和泉から行っているようで…
あの三角関係の匂わせラストからどんな流れで!??なんて、まるで予想がつきませんw
(夢オチじゃないと良いですが…)
前回でも笑いに変える台詞を入れたのと言い、次回の女性からのキスシーンと言い、
ラブコメの定型を少しずつ崩しながら物語を魅せているので、
明らさまな胸キュン演出に食傷気味な私でも楽しく見られています。
いや〜、あのラストからの次回が気になりますな…♪
↓前回の感想はこちら↓
Source: りんころのひとりごと。
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