予想がある意味的中…かな。
私、「視聴リスト&期待度」でのコメントで
「せいぜい2010年代の前半にやる作品では?」と書いたんですけど、
その時代でも通用しなさそうな古臭さを感じる初回でした。
ツッコミどころはかなりありますが、
まぁ〜何と言っても、価値観の押し付けから来る台詞の不自然さが
目立つったらありゃしないんですね。
高校の同級生と集まるたび「結婚しないの?」
「あのイケメンに反応しないって相当だね」など、やけに恋愛に結びつけるような発言をするとか。
感情の表し方なんて個人の自由で良いのに「なんで泣かないの?」とか。
仕事はバリバリ出来て(出来るようには見えなかったけど…)、
好きな音楽を聴いて、好きな服を着るのを楽しんでいる…
趣味も見つけて充実感を覚えているのであればそれで良いんじゃない?で済むものを、
彼女らしさを全否定し、あたかも”女性”としてのステータスが低いように描写されているのは
流石に固定観念に囚われ過ぎでしょう。
女子トークも”あるある”が見えなければ面白味も感じられない。
柊麿(松村北斗)の言動も、本人の顔立ちでもカバー出来ないくらいには怖い。
開始早々、これはやばいかもな…と思いながら見ていましたが…
もうすっかり擦れきっている「実は結婚する事にしたんだ」のくだりと
ブルゾンちえみさんのモノマネ&ハイヒールが物にぶつかり大怪我 で
悲劇のヒロインを露骨に演出した終盤で、
ああ、これは私はお呼びでない作品だと確信しました。
う〜ん…ブルゾンちえみさんのネタを持ってくる辺り、本来2017年に制作されていた本作が
諸事情でお蔵入りになっていたのを復活させたとも邪推出来ますけども…
5年前に放送されていたとしても、価値観がアップデートされてなさ過ぎてキツいし。
元彼から新郎新婦の結婚動画が送られてくるという凄い嫌味な贈り物も、
「恋愛なんて雑音」と思いながら生きている彼女なら潔くブロックして
「これだから私はもう恋なんかしない」なんて”強い女性”の方向に走らせる所が、
なぜか泣き出すもんだから…
主人公のキャラにブレも感じさせて感情移入しづらかったです。
一番恋愛に興味がなかった純が、結果的に一番恋愛にどっぷりのめり込んでしまう…
という流れに今後なっていくんでしょうが、
その相手となる柊麿が基本的に”勘違い野郎”なので、
多分もう2人の恋模様にはついて行けないと思います。
ホストだったら、あのグイグイ来る距離感もまだ説得力があったかもしれませんけど(苦笑)
凝り固まった価値観の連続、「いや、怖いに決まってんでしょ」とツッコみたくなる
柊麿の行為に不快感を覚えっぱなしだった私としては、初回でリタイアする事になりそうです。
というか、しますw
しかし、最近多いですよね…
朝ドラに出演されて、世間的に”当たり役”となった役者さん方の
直後の民放連ドラでの役が残念に終わる事…。
時期が経っていないうちに起用するから
朝ドラでの役と比べてしまうって部分もあると思うんですけど、
何だか「この役者さんのポテンシャルってこんなもんじゃないのに」と
感じる頻度が高い気がして…(汗)
余計な御世話なのは重々承知しておりますが、もっとお仕事を選んでいただきたいなぁと。
某朝ドラは未視聴ですが、唯一上手くイメージアップを図れたのって
Source: りんころのひとりごと。
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