マイファミリー 2話 感想|捜査したい警察vs排除したい鳴沢家

ドラマ

 

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「警察の手は借りない」と決心してからの今回。

犯人の特定と、友果(大島美優)を一刻も早く助けるために奮闘するのではなく、

しぶとく捜査に加わろうとする警察を”悪”とし、

どうやって排除しようかを考える2人の姿(主に温人)が序盤から描かれていたため、

もしかして、1話分丸々「捜査したい警察vs警察を排除したい鳴沢家」の攻防戦に

時間を割いて引き延ばす気か…?それは娘の誘拐話から論点がズレてきていないか…?

という不安が襲ってきたものの。

最後まで見てみれば、間延びしそうな内容を間延びだと思わせないように、

日曜劇場ならではの勧善懲悪を取り入れながら、上手く”エンタメ”として昇華させた…

予想と反して概ね楽しめる内容になっていたのは良かったです。

 

元々信頼出来ない夫だったから、温人(二宮和也)と香菜子(高橋メアリージュン)が

共謀していると言われても信じちゃうだろうし、

三輪(賀来賢人)も温人をよく思っていないだろうから裏切ってしまうのかもしれない。

温人のクズっぷり、彼を取り巻く友人との関係性の悪さといった初期設定を初回でじっくり描き、

会社もプライベートも上手く行っていないのだと印象付けたのが効いていて、

この2つの例のように、何かしでかしそう…この人も怪しいのでは…?という

各々の心理戦を見守りながら、最終的には「そう来たか!」と驚かされる

逆転劇の持って行き方には惹きつけられました。

まぁ、勧善懲悪にした分、本来家族を助けたい善意で協力している警察が、

(ラストの不穏なシーンも含めて)やけに悪者扱いされているのには

モヤっとしますが(苦笑)

でも、葛城(玉木宏)も自身の汚名返上のために動いているのだと分かったので、

ただの”真面目な警察”では終わらない、何か黒い真相が出てくる事に期待したい所です。

 

しかし、今回はただの引き延ばし路線から脱出出来ていたものの、

まだまだ警戒している要素があるのも事実。

何だか…壮大な劇伴が物語を邪魔している気がするのは気のせいでしょうか?

全体を通せば、少し音量が大きいな〜くらいで済んだのですが、

温人が誘拐犯と電話で交渉しているくだりでも変わらない音量で流しているとなると、

台詞があまり入って来ず、そっちの方が悪目立ちしているように感じてしまいました。

作りようによっては無音にして、温人の交渉が成立するかどうかだけで

緊迫感を演出しても良いシーン。

それなのに、家族再生の物語である事を強調したいがために

演出や劇伴のタイミングが2話の時点で空回っているのは…

回を重ねるごとに、感動ポイントの押し売りをした作りになりそうで気がかりです(汗)

 

あとは、本作のコンセプトに”ノンストップ”がついているだけあって?

一見「スピード感ある!」と思わせる次回の展開。

恐らく全10話ある中、誘拐事件をここで解決するのは確かに新しいですが、

それはそれで、今度は真犯人を探すだの、

4年前の真相を見つけるだの、現在進行形で新たな事件が起きるだの、

最初に提示していた本題からどんどんかけ離れていく予感がしております(苦笑)

ここ最近の傾向なら”〇〇編”で二部構成にする事も考えられますけどね…。

なので、連ドラ向きではないんじゃないか?と

疑いながら見ている気持ちはまだ変わっていません。

 

↓前回の感想はこちら↓

 

 

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Source: りんころのひとりごと。

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