秦国軍の進軍が始まりました。
平陽と武城を出た桓騎と王翦がまずは趙の王都である邯鄲の西側から北上して閼与へ。
キングダム703話/原泰久先生/集英社
宜安を狙った必殺の大戦略
この閼与は朱海平原の際に李牧が率いた軍勢でもありました。
本能型も扱える強さを持つ軍に対して李牧はどんな対策を練ってくるのか。
苦戦必至の大きな戦が始まります。
防御の強さ李牧大将軍
そもそも史実では「守りの将」として非常に有名な李牧です。
前回の鄴攻めでも守りではありましたが、あれは秦国に間隙を縫う形でしてやられた李牧でした。
要するに十分な準備もなく臨機応変な対応によって戦っていたということです。
今回は全く違っていて、武城と平陽の間に建てられた長城。
キングダム702話/原泰久先生/集英社
邯鄲の南部を守る長城
これも秦国軍は王翦が最初に見つけただけで気付いていなかったもの。
趙の王都の守りは強烈に固くなっていました。
史実でも有名な守りの将である李牧が準備万端で待ち構える守備の戦略の前に秦国が驚愕するのは当然です。
史実でもヤバすぎた将軍
李牧は史実でも最強の武将
閼与は六大将軍の胡昜も破れた場所
閼与は秦国六大将軍の胡昜も昔破れたことのある場所です。
当時は閼与に布陣した胡昜に対して、廉頗と楽乗は厳しいだろうという意見を出す中で趙奢だけが可能性を伝えて進軍。
結果的に策によって胡昜軍を大破しています。
この戦い自体はおそらくキングダムでも咸陽の知るところでしょう。
よって同じ策で敗れることはないでしょうが、守る場所としては二度目の大戦で色々と考えることができる場所とも言えます。
東側にある山々も使った防御陣になるのかは不明ですが、準備をした状態で李牧が繰り出す策略。
王翦がその知略戦に挑むので必死という展開は十分にありそうです。
桓騎だけが先に進む可能性
李牧は閼与において桓騎と王翦の合同軍を半数にすると言っていました。
史実では宜安に向かうのは桓騎将軍であり、王翦将軍が連動していたとはありません。
よってこの閼与の戦いはおそらく王翦が残り、桓騎が先に進む展開になるのではと予想されています。
桓騎だけが進む状態でも李牧の思惑通りの展開ではあります。
しかも李牧は桓騎の弱点を知っている人物です。
キングダム45巻/原泰久先生/集英社
李牧が黒羊で桓騎の弱点を知る
どうやって桓騎を討てばいいのか分かっている将とも言えます。
勿論、王翦が攻めてきたとしても鄴で戦ったことから戦略を練っているはずです。
あとは主人公である飛信隊がどこに入り込むのかでしょう。
飛信隊はまた桓騎軍と進む
この宜安とその隣りにある肥下での戦いは史実でも有名なものです。
秦国がこの戦いの後に李牧が領土へ進軍を開始して、春秋戦国時代で始めて大幅に領土を奪われることになります。
その敗戦の経験を飛信隊の信がしないとは思えません。
よって直接的な原因にはならないでしょうが、またも桓騎軍につく形で最前線に向かうことになるでしょう。
壁も最前線で共に戦う
朱海平原でも影丘でも飛信隊は玉鳳隊と共に戦ってきました。
桓騎につくことになるとすれば、今回も玉鳳隊、または前線に向かうと言っていた壁との共闘もありそうです。
問題は大敗を喫する時に壁が生存しているかどうかというところでしょう。
兄貴分のような存在で、ある意味ではギャグテイストも担っているので最終回まで生き残ると考えられています。
(尾平もよりギャグよりのキャラで死なないのではないかと言われています)
橑陽では見事に犬戎の王を討ち取った壁です。
一段レベルの上がった壁の戦が見られるかもしれません。
キングダム705話で遂に開戦する趙の亡国をかけた大きな戦。
その前哨戦とも言える閼与の戦が始まります。
一体李牧はどんな罠を仕掛けているのでしょうか。
また閼与に現れる既知の武将がいるのかどうかも気になります。
※キングダム705話が確定され次第、ネタバレを含んだ考察記事を更新します。今しばらくお待ち下さい。
李牧の最期が悲劇過ぎる
李牧の史実は処刑！カイネと傅抵に託す
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
Source: マンガ好き.com
コメント