もう!なんて可愛いんだ森生は!!!
家でも外でも関係なく目隠し実験して、ポップコーンパフェを提案して、
シーズン1の映画の音声ガイドまでやって…
ここまでユキコ(杉咲花)のために動いてくれる森生(杉野遥亮)…
好きになるに決まってるじゃん(泣)
やっぱりここ最近の恋愛ドラマの中では一番応援したくなるキャラだなぁ。
彼は良くも悪くも人に尽くす真っ直ぐな性格で、
汚れを拭こうとして他人のハンカチを使ったり、適当に暇つぶししといてくれ!なんて言って
初対面同士で2人っきりにさせたりと周りの配慮に欠けている所もあるけれど、
でも、その真っ直ぐさが時には凄く希望の光になったりするんだなぁ…と、
彼の人柄に触れたお話でもありました。
「あいつと一緒にいるといつも…”普通”じゃなくて、楽しかった」
基本的に善意に溢れた人たちばかりだから、
私も白杖持ちたいなぁと軽々しく言った事にほんの後悔を示した(ように見えた)
ハチ子(生見愛瑠)が謝りに行く展開が来るかな?と予想していただけに、
森生のユキコの気持ちを分かろうとする行動が
ユキコの彼に対する疑念を晴らして解決する流れになるのはちょっと斬新でした。
もちろん、ハチ子にはちゃんと謝って欲しい…という思いはありますが、
常に掲げていくであろう「偏見」がテーマとなっている本作で考えてみれば、
今回の解決方法は”人そのもの”を見て印象に変化が現れた訳で、
最も理想的な距離の縮め方だったのではないかと思います。
そして、今回もハッとさせられる部分がたくさん。
解説ビデオみたいな説明台詞ではなく、
日常生活に落とし込んで自主的に気づかせる作りになっているのが上手いですよねぇ。
スマホを活用するユキコの様子を見て、
スマホがいかに文明の利器であるかを思い知らされました…。
あとは音声ガイドね。
スマホアプリをインストールすれば、視覚障がい者でも映画を楽しめるとは!
さらっと残酷な解説をする音声には笑っちゃいましたけど、
視覚情報をなくした状態だと想像をいろいろ膨らませられる面白さがあるだろうし、
ユキコが好んでホラー映画を見ているのも何となく頷ける気がしましたね。
でも、”タメになる”だけじゃなくて恋愛要素も盛り込んで
胸キュンポイントを押さえられている所も良い。
今となっては時代錯誤、下手したら都合の良い展開だと言われる「すれ違い」「運命の再会」を、
白杖を活かして、日常描写も加えて
あそこまで胸に刺さる仕上がりに出来るのだと驚かされました。
個人的に「おっ」と思っていた、前回の白杖を持たずに
出かけようとするシーンにもきちんと触れてくれる。
一緒にするなとツッコまれるかもしれませんが、普段バスを利用しない者からしたら、
バスに乗って見知らぬ街に行く時の不安…ちゃんと目的地に着けるのかという
ユキコをつきまとう恐怖の気持ちもとてもよく分かります。
ましてや、彼女の場合は音声を頼りにするしかない。
バスに乗る時の心理状態を丁寧に描いて共感させた上で、
それでも勝つのはやっぱり「会いたい」という気持ちなのだと…
そんな恋の尊さを物語るラストを見て、
2人が結ばれて欲しい想いがより強くなってしまいました。
2人の様子を遠くで見守っている獅子王(鈴木伸之)も親友思いで優しい。
イズミ(奈緒)は確かにトゲトゲしさはありますが、
父・誠二(岸谷五朗)が穏やかでちょっと抜けた性格な所が救いです。
実家暮らしの設定、ありがたい。
↓前回の感想はこちら↓
Source: りんころのひとりごと。
コメント