今回のオチに使われていた、「男はつらいよ」風の切ない恋の話。
この手の内容は、数話やった後で”味変回”として放送するイメージがある分、
俳優を目指すまでを描く本筋と繋がっているようで繋がっていない感じもするんですが、
それでも、なんか楽しいんですよねぇ。
(個人的には、衝動的に来る”なんか”は大事だと思っております…。)
目まぐるしい展開に、心踊らされています。
本作を見ていて、当時父から聞かされたエピソードをふと思い出してしまいました。
ちょこっと書くとするなら…上京したてで、まだまだ若かったから
「〇〇(上京先)と言えばあの有名漫画家のスタジオがあるじゃん!」
って思いつきだけで、アポも取らずにスタジオまで足を運んで
漫画家に会いに行った…という、今考えてみればあまりにも無謀過ぎるお話。
本作には、そんな若さ故の貪欲さや、がむしゃらな部分から来る
キラキラした”青春”が詰まっているような気がしています。
青春時代って、当時は、未知の世界に飛び込んでみてからは
新しい物を吸収しまくって、毎日を過ごすのに精一杯になっているから
時間の早さをあまり感じないものなんですけど、
大人になってから振り返ってみると、あっという間だったなぁ…って思えてくるんですよね。
そして、この20年でインターネットが発展し、SNSが生まれたお陰で、
大きな夢や目標を堂々と言って良いものが、
周囲の目を気にして言いづらい世界に変わってしまった。
だから、時々「ネットに囲まれていない時代」が羨ましく感じる時もあるし、
夢に向かって真っ直ぐ生きる松戸(仲野太賀)の青春時代に”憧れ”を抱いたりもするのです。
失恋も初演技も経験し、着実に自分の肥やしにしようとしている
彼の純粋な目は、とても生き生きして見えました。
ラストは、井川遥さんの登場にはびっくりさせられましたねぇ…。
看板でのご出演のみかと思っていたので、
「本物が目の前にいる!」非現実感を追体験したかのようでした。
次回以降描かれるであろう井川遥さんの”青春”がどんなものなのか、今から楽しみです。
↓前回の感想はこちら↓
Source: りんころのひとりごと。
コメント