長かったなぁ。ダラダラしてたなぁ…。
今期のドラマも既に何本か始まっており、そのほとんどが放送時間を拡大した影響で
テンポが悪い仕上がりになってしまっていたんですが、
拡大放送がいかに内容の質を下げるかを、本作が証明していたと思います。
まぁ〜〜とにかく、中盤まで説明と初期設定の紹介のオンパレードで。
前作から6年という、ドラマ基準だとかなり長い月日が経っているので、
その間の変化を説明するのは百歩譲って致し方ないとは思うんですけど、
本作の場合はシーズン2なのに主人公が変更されているため、
彼が何者なのかの説明も必要になってくるんですよね。
お陰で、説明台詞ばっかりになり、話の進みが遅いという印象しかありませんでした。
初回放送間近で話題性の高い役者さんをキャスティングしたり、
一瞬、観光用のPR映像?と錯覚するくらい海外ロケにガッツリ尺をとったりと
かなり予算をかけているようですが、
それは視聴目的には繋がっても、物語の面白さに繋がるとは限らない訳で。
そこに力を入れていたから、内容のブラッシュアップが疎かになったんじゃないか…と
邪推もしてしまいました。
そして、個人的に初回で一番問題だと感じたのは、
天城(二宮和也)の医者としての腕前が伝わりづらい件についてです。
やっと本人の言う「オペは芸術」が見られたのが放送から1時間過ぎって…遅過ぎませんか??
もう今回は手術シーンがないのかと思いましたよ(苦笑)
この手のスーパードクターが活躍するタイプの医療ドラマは、
視聴者に物語への興味を抱かせる上で
初回で主人公がいかに優秀かを提示する事が重要になってくると考えているんですけど、
本作は、まるでR○のあるあるネタと言わんばかりに、
天城が自身の凄さを匂わせる発言をするだけでいつまでも引っ張り続ける。
手術のためなら手段を選ばないのはもう分かったから!
そのさっきから言ってる「僕にしか出来ないダイレクトアナストモーシス」
「10億に値するオペ」「世界一シンプルで難しいオペ」を早く見せてよ!と
ヤキモキしてしまったのは私だけじゃないはずです…。
序盤の方で、周囲の人々が誰か医者はいないかと呼びかけ、
その駆けつけた人がたまたま凄い人だった…という展開は
医療ドラマの初回ではお馴染みですが、
もういっその事、あの場で天城が応急処置をしていた方が
掴みとしては良かったんじゃないですかね。
いや…終盤まで本当にダラダラしていたので、
時間経過の説明はちょっと添えるくらいで、
次回の、天城が東城大に赴任してからの話が初回の内容でも
全然支障はないのかもしれませんね(汗)
今回は「初回だから」という事である程度は受け流しますが、
次回も通常放送ではないので…どうなんでしょう。
もうね、この前の感想でもちょろっと触れましたが、
拡大して面白かったケースなんて、残念ながらほとんどないんですから。
「いつもその形式をとっているから」「裏番組への流出を防げるから」ってだけで
無闇に拡大するのは、そろそろやめた方が良いと思うんですよねぇ。
本作だけでなく、どの局も。
という訳で、最大3話くらいは様子見しますが、
元々期待度の低い作品だったので、継続して感想を書く可能性もかなり低いです。
日曜劇場、前期は「凄いものを見た!」って感動するほどの出来だったんだけどなぁ…(遠い目)
また元に戻っちゃいそうですね。
Source: りんころのひとりごと。
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