まぁ……やっぱりおかしな話なんですよね。
前回の感想の一部をもう少し膨らませて書きますが、
白鳥(佐々木蔵之介)と郡司(津田健次郎)は殺人罪を犯していて、
本坊(筒井道隆)も郡司と一緒に、ギフトの特性を知っていながら密売をしている。
加えて、藤巻(反町隆史)と久留米(波瑠)は白鳥の指示のもとで
秘密裏(?)に培養を続けており、殺人幇助に値する訳で。
白鳥と関わっている人全員、やっている事は”真犯人”と同じだと思うんです。
だから、「真犯人編」と言われても全然ピンと来ませんし。
罪を既にいくつも犯しているのに、正義感を振りかざして
真相を追求する姿が描かれるのにも違和感。
前回で、協力してくれていると思い込んでいた神林(尾上松也)が
実は白鳥とグルだったという衝撃展開をやったにもかかわらず、
今回では藤巻と2人で捜査しているんですから…
前回のラストをあんなに大々的に魅せる必要があったのかと思うと同時に、
話の前後に矛盾も感じます。
内容自体も、引き延ばしが顕著でねぇ。
特にその印象が強かったのは、麻帆(明日海りお)と
郡司の妻・佳澄(西原亜希)のシーンでしょうか。
麻帆と郡司が不倫しているから、郡司の妻が登場するのは何ら不自然ではないんですが、
ギフトとは関係のない所で新たにドロドロ話を追加されてもなぁ…
と思えてなりませんでした。
っていうか、ぶっちゃけ今回って、生命研出身の北本(柏原収史)を尋ねて
当時の職員名簿の有無を聞いた序盤のくだりがありましたけど。
下手したら…別に話をあちこち広げなくたって、序盤とラストを直結させても
支障のない内容だったのではないでしょうかね。
提供バックの時に「最終決戦へ!! 真犯人は…お前だ!」とか煽りながら、
今回で判明したのは「オクトセブン」の創造者で、
作った人と愛宕(山田明郷)たちを殺した犯人はどうやら違うみたいで。
いや、そしたら真犯人とは言えなくない?と頭がこんがらがってもしまうのでした(苦笑)
うーん…個人的には、前回から本作への満足度が下降気味ですね…。
↓前回の感想はこちら↓
Source: りんころのひとりごと。
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