何曜日に生まれたの 1話 感想|「どこ中?」のノリで聞く「ナンウマ?」

ドラマ

 

 

予告映像を見ても、公式サイトの作品概要を読んでも、

どんな物語になっていくのかが全く掴めなかった本作。

で、何も分からぬまま初回を見てみた訳ですが…うん、それでも分かりませんでした(笑)

 

ただ1つ分かるのは、黒目親子以外の登場人物がちょっとずつ不快って事くらいですかねぇ。

許可も取らずすい(飯豊まりえ)の部屋を調べ始めたり、

実際は大して興味もなさそうなのに「〇〇したら?」という余計なお世話な言葉をかけたり、

すいが10年間も引きこもりだと分かってからも、面白がって聞く人もいれば、

今度は漫画のネタとして利用する人もいて。

みんな変わり者と言えばそれまでなんですが…

全体的に無神経で、他人の心に土足でズカズカ入り込んでくるような人たちだらけなので、

そこで所々引っかかりを覚えてしまうのです。

 

でも、リタイアしようかなぁ…ってほどではないんですよね。

むしろ現時点では、最後まで見るつもりでいます。

「ラブストーリーか、ミステリーか、人間ドラマか、社会派か。

先が読めない予測不能の衝撃作が日曜の夜に登場!」と”何でもアリ”をうたう本作が、

すいが引きこもりであるという設定、10年前のトラウマをどう扱っていくのか?も

もちろん気になるんですけど、

個人的には、4月期に新設されたばかりの「日曜10時枠」の

カラーを知りたい気持ちの方が強いんですね。

 

例えば、日テレの水10枠なら「働く女性を応援」をテーマにした作品が多く、

フジテレビの水10枠なら「新しいヒーロー像を生み出す」をコンセプトにしていて、

TBSの日曜劇場なら「勧善懲悪」「働く人々へのエール」が主流になっていて、

火10枠は恋愛を絡めるのがマストで…と、枠ごとでカラーって違いますよね?

その決まり方は、ヒットした作品がきっかけで、

SNSでのバズりを意識&視聴率を維持しようとしてある程度方向性が定まってくるか、

新枠発表の時点でどんなドラマを制作していくかを提示するかの

2通りだと思っているんですが…

本枠の場合は、第1作目から岡田惠和さんという作家性の強い脚本家を起用しているので、

枠が、次回作がどうなるのかが中々読めませんでした。

 

でも、本作の初回を見ていて、ここが共通点かな?とうっすら気づいた事もあります。

両作とも、分野は違うとは言え「傷を抱えながら生きる女性」を描いているんですよね。

そして…今回の脚本家は野島伸司さんなので、これまた癖が強いです。

これから書く事は憶測にしか過ぎませんが、

もしも「『傷を抱えながら生きる女性』を救い上げる話を大御所の脚本家が描いたら、

どんな作品になるのか?」というのを

実験的に(もちろん、定期的に題材は変えつつ)見せる枠になるんだとしたら、

かなり興味深い枠になるんじゃないかと思う訳です。

 

したがって、”答え合わせ”のつもりでも、今後も見ていこうと考えているのですが…

仕事に行く前日に感想を2本書くのはキツい上に、

日曜日のドラマをどちらもリアタイしたら、摂取カロリーが高過ぎになってしまうので(笑)

こちらは次回以降ゆっくり視聴する事にして、最終回放送日が後の方にズレれば

もしかしたら感想を書くかなぁ…って感じですね。

 

ところで、ちょいちょい笑わそうとする台詞を入れてきますよねぇ。

本作…というか野島作品。

一番「???」だったのは、SNSで呟いてもらう際によく使われる略称が

そのまま台詞で出てきた事。

「ナンウマ?」…そんな、聞いたら誰もが分かるかのようなノリで言われても、

初見じゃ10割「え?なんて??」ってなると思うんですけど(笑)

 

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Source: りんころのひとりごと。

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