VIVANT 1話 感想|ドラムが人気者になりそうって事だけはよく分かった。

ドラマ

 

 

自分で自分の首を絞めた感じですねぇ…。

放送開始まで内容を明かさなかった事、54分拡大にした事が痛手になっていた気がします。

 

まず、前者に関しては…ここ最近はコンセプトよりも

旬な役者さんや知名度・注目度の高い役者さんのキャスティングを

売りにしているドラマが多い傾向にあるので、あえてそこだけに絞ってみたんでしょう。

その戦略自体は否定しません。むしろ、潔くて良いとも思います。

でも、大事なのは「ドラマの面白さは、役者さんの演技で決まる訳ではない」という事。

確かに、演技力が高ければ高いほど登場人物が魅力的には映りますし、

感情移入もしやすくなりますけど、それはあくまでも第一印象にしか過ぎない訳で…。

初回はいろんな意味で未知数だから、まず役者さんと役の親和性に目が行くけれども、

あとは脚本や演出の質を高めない限り、そのうち世界観についていけなくなって

徐々に離れていってしまう視聴者も出てくると思うんです。

 

だから、あえて”役者さんのみ”で勝負するなら、

最初の30分で初期設定をきちっと紹介してから物語を展開していって欲しかったですし、

どうしてもあの壮大なスケールの話で魅せたいのであれば、

公式サイトにはあらすじや相関図は掲載して、普通に宣伝して欲しかったです。

主人公のいる主な舞台はどこで、社内ではどんな立場で、どんな物語になるのか…

そんな情報が一切ないまま、起承転結の”承”だけを膨らませるような話を続けられても、

正直「で、結局何がしたいの?」って気持ちにしかなりませんでした(汗)

最後まで見ても、分かりそうで分からない感じで終わっちゃいましたしね。

 

で、後者に関しては…ハードルを上げ過ぎましたよね。

最近のドラマの初回はせいぜい90分で、

約2時間も初回を放送するケースなんてプライム帯では滅多にないので、

それだけ期待値を上げた視聴者も多くいたかもしれません。

でも、蓋を開けば…2時間も尺を取った割には、放送開始30分以降は逃亡劇の繰り返し。

背景がぼんやりしているから、この展開いつまで続くんだろう…って

途中で何度も時計を確認してしまいましたし、

画面を派手にしまくったからこそ、かえって内容の乏しさが目立っていたような気がします。

 

唯一面白かったのは、やけに言い慣れてそうな「日本人だ」のくだりと、

語尾に毎回ハートがついているかのような喋り方をする翻訳アプリくらいでしょうか。

そこ以外は、役者さんとロケのお陰で面白そうに見えたけど、

やっぱり面白いとは言い切れない…と言った方が個人的にしっくりきます。

何度も言いますが、初期設定さえ固めていれば、

初回の内容もロードムービーならではの醍醐味が感じられて、

次はどう巻き込まれて行くんだろう?っていうワクワク感が生まれたかもしれないのに…

本当、勿体ない仕上がりでした。

 

回を重ねるごとに軌道修正されていく事はあっても、

初回の内容で本作の方向性はある程度決まってくる(と考えている)ので、

初回で物語に少しでも興味が持てなければ、

次回以降に期待を抱くって相当難しいと思います。

今の所、来週もまた訳の分からない話が続くんじゃないかな〜…

そしてまた都合良く解釈するしかないのかな〜…って不安の方が先行しております。

おまけに、日本での話に戻るらしく。

初回は肉弾戦で何とかスケールを大きく見せていたけど、

頭脳戦に切り替えた途端、しょぼさが加速して行くのでは?とも過ってしまいますね。

 

とりあえず、2話は通常通り15分拡大になるだろうと思っていたら、

まさか来週は25分拡大だとは…(震)

余計なお世話ですけど、そんなに力まなくても良いのに。

まぁ……長い目で見させていただきます。

 

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Source: りんころのひとりごと。

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