PJ 〜航空救難団〜 7話 感想|1秒でも早く動くということ

ドラマ

 

 

ああ…「もしかして」と思ったら、本当にその通りに行ってしまうのが本作なんですよね…。

ここ最近ドラマでお見かけした濱田岳さんの中では、

かっこよくて、強さの中に優しさもある一番好きな濱田さんだっただけに、

最終回まで見ていたかったです。

 

悲しみに暮れる時間も余裕もなく、1日が過ぎていく。

いつもと変わらず終了のチャイムは鳴るし、

あっという間に教育停止から1週間が経つくらいには、日常が淡々と進んでいく。

辛いのは大前提ですが。宇佐美(内野聖陽)たちは、

同僚や先輩、後輩の死を何度も経験しては「救う」事について向き合っているんですよね。

 

警官服の宇佐美と堀越(宍戸開)が仁科の家に訪問し、死亡を報告。

そばで泣いている赤ちゃんに駆け寄る妻のシーンを見て、しみじみ考えさせられちゃいました。

家庭持ちの救難隊もいる事は1話から時折描かれ続けては来たけれども、

無事に家族の元へ帰って来れる事がいかに大切であるか。

生まれてきたばかりのあの子にとって、父との思い出はないに等しいですし、

ある程度大きくなって、自分にはなんで父親がいないのかと

疑問に感じるようになった時の寂しさも容易に想像出来ます。

もちろんそれは、兄とは言えどまだ幼い長男にも言えるんですけどね…

「パパ、本当に天国に行っちゃったの?」って事は、ママは正直に話したんですね…。

 

前回の感想でも、私が仁科(濱田岳)でも、子供の声が聞こえたら助けたいって思っちゃう

と書いたけれど、訓練生たちの言う通り、

じゃあ助けなきゃ良かったの?と動揺してしまうのも分かります。

そんな彼らに対し宇佐美は、靴を履くのがあと10秒早ければ、

発見するのがあと5秒早ければ、ドアオープンがあと1秒早ければ…

それが積み重なれば、1分という時間が稼げたかもしれないと教える。

その発言でまた気づかされました。

 

訓練生たちの前では変わらず”教官”であろうとする宇佐美だけど、

講義室を出れば、みんなと同じで、仁科の死をまだ悲しんでいる1人。

宇佐美の「片想いで上等」は仁科譲りで、仁科のウィンクは宇佐美譲り。

宇佐美は、自分に憧れて救難員を志望してきた彼を可愛がっていたんだろうなというのが、

お互いの言動の節々から伺えるのです。

最後の飛行の、仁科の遺影を抱える宇佐美の丸まった背中で一気に来ちゃいましたねぇ…。

強さたくましさの奥にある素の部分に、やられやすいのですよ…(泣)

 

長谷部(渡辺碧斗)の決断は、宇佐美の敬愛ぶりを見ていれば納得の選択でしたね。

で、勇菜(吉川愛)は…それ、余計な事言ってませんですかい?

私の記憶が確かなら、その事については本人に言うなと

宇佐美から言われてませんでしたっけ??

 

 

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Source: りんころのひとりごと。

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